2015年1月26日(月曜日)放送の『主治医が見つかる診療所』は…
- 主治医が見つかる診療所 スタジオ出演者
- テーマ「冬の感染症予防!免疫力アップスペシャル」
- 風邪とインフルエンザの見分け方
- 簡単な3つの方法で風邪を引かない身体に
- Amazon関連商品
- 次回の『主治医が見つかる診療所」は…
主治医が見つかる診療所 スタジオ出演者
【所長】 草野仁
【副所長】 東野幸治
【テレビ東京アナウンサー】 森本智子
【スタジオゲスト】 うつみ宮土理(71歳) 山口もえ(37歳) 宮下純一(31歳・北京オリンピック競泳 銅メダリスト)
テーマ「冬の感染症予防!免疫力アップスペシャル」
2014年1月27日〜2月2日(1週間)で推定感染者数は、187万人(国民の65人に1人)がインフルエンザに感染している。(厚生労働省「医療機関を受診した患者数」)
今回は、感染症を未然に防ぐ方法が紹介された。
風邪とインフルエンザの見分け方
風邪とインフルエンザの違い。見分け方にコツがあり症状は似ているイメージがあるがよく観察すると違いがある。「ポイントは”突然”」
チェック項目は7つ。このうち3つ以上は要注意。内科、秋津医院 院長の、秋津壽男先生が解説した。
- 突然!38度以上の発熱
- 高熱のわりに喉の痛みや、鼻水・咳が少ない
- 全身の筋肉や関節が強く痛む
- 全身がだるい
- 悪寒がする
- 頭痛がする
- インフルエンザの人と3日以内に接触した
また、脳神経外科の禎心会病院 脳疾患研究所所長、上山博康医師は、風邪とインフルエンザの違いは、ウイルスの増殖スピードが異常に早いので、バーンと熱が出るという。
さらに、内科 リウマチ科、そしがや大蔵クリニック院長の、中山久徳医師は、身の置き場の無いような何ともけだるい感じがする。
簡単な3つの方法で風邪を引かない身体に
感染症の予防法は、以下の二つの方法がまず考えられる。
- ウイルスを外から入れない
- 身体の中から免疫力を高める
秋津先生は、ウイルスは鼻と口以外に入ってくる場所はない。(耳からは入らない)鼻と口からの侵入を防ぎさえすれば良いということになる。
一番基本は、「うがい」「手洗い」「マスク」
また、生活する以上多少のウイルスは体に入るが、それを防御するのは免疫力と体力にかかってくる。
つまり、うがい・手洗い・マスク+免疫力+体力を維持することが大切。
方法その1「唾液を出して感染症予防」
目白大学(さいたま市岩槻区)の、目白大学耳科学研究所クリニックの、院長、坂田英明医師(52歳)が解説した。
冬は上気道の感染、つまり「鼻水・喉の痛み・熱・咳」が多い。特に「口の中の粘膜が乾いてしまう」事が感染につながる。
室内でも湿度があればウイルスは増えることが出来ない。それと同じように口の中も湿度があればウイルスは増えない。
ポイントは「唾液」。唾液には、口腔内の湿度を高める効果がある。さらに免疫力を高める物質や殺菌効果のある物質も含まれている。
- 唾液は1日1リットルから1.5リットル分泌
- 約0.5%のタンパク質、ホルモン、抗菌物質などが含まれている
唾液が出ない人を、ドライマウスという。患者数は約800万人(ドライマウス研究会調べ)。現在増加中で、欧米型食生活により物を噛む回数が減ってきたことや、ストレス社会が口の中の乾燥を生んでいる。
唾液をうまく出す方法2つ(ドライマウス防止法)
- 物を噛む(咀嚼回数)を増やす … 最適なのは、乾燥して固いフランスパン(108回)等が良い。他にも、シュガーレスガム、ザーサイ(133回)、タコの刺身(220回)、煮干し(353回)(※回数は平均的な咀嚼回数「料理別咀嚼回数ガイド」より)
- 唾液腺マッサージ … 顎下腺(がくかせん)は、耳たぶから沿った下顎の内側奥の所にコリッとしたものが左右にある。ここを食後3分から5分程度マッサージする。
山口もえが、うがいによって唾液が流され無いかという疑問を聞くと、うがいした後に、唾液腺マッサージなどで、唾液を潤しておくとよいとのこと。
また、ナグモクリニックの南雲吉則医師によると、うがい薬は口の中の「常在菌」を消してしまうので、普通の水でうがいすべきだと話した。(口内に炎症がある場合や感染症をすでに発症している場合は、まず炎症を抑える必要があるため、うがい薬も効果がある。医師に相談して活用する必要がある)
手の正しい洗い方
手を洗うのは、感染を防ぐ基本的な技のひとつ。
手にはたくさんの菌がついているが、菌を全て消そうとすると、手がボロボロになるキツイ薬が必要。
そうではなく、手についた菌を水で洗い流すんだと考える。石鹸を使えば汚れが浮いて菌も洗い流されやすくなる。また、手を洗う時は貯めた水ではなく必ず流水を使って洗い流すこと。
方法その2「身体の中から免疫力をアップ」
体温を上げて免疫力をアップ
正木クリニック(大阪市桃谷)の院長、正木初美医師は、約20年風邪を引いていない。これは、体温UP法を続けたため。
体温が1度下がると、免疫力も37%低下する。
正木初美先生の体温アップ法
- 約50度の白湯を200cc毎朝1年中欠かさず飲む
- リンゴ・プルーン・桃・さくらんぼ・ぶどう・いちじくなど寒い場所の物を食べると身体が温まる。(逆に暖かい場所の、バナナ、パイナップルなどは体を冷やす)
- ごぼう・ニンジン・さつまいも・生姜のような根菜類も体を温める。ごぼうなどは蒸かして食べ、生姜は、すりおろして紅茶に入れる。紅茶も体温を温める。
- 体の熱は筋肉がつくる。筋肉は下半身に多いので下半身を使う「スクワット」をして体を温める
- 一日の終りには入浴。シャワーだけでなく必ず湯船に浸かること(約40度10分)
- 睡眠の1時間前に布団の腰のあたりをユタンポで温めておく。(寝る前にも白湯を飲むと良い)
頭も温めて寝たほうが良い
スタジオの丁医師によると、頭寒足熱は間違いで頭も足も温めて寝たほうが良い。これは、体温調節中枢は頭にあるから。温めて守る必要がある。特に風邪をひきそうな時は帽子をがぶって寝るほうが良いという。
方法その3「カンタンに笑って免疫力アップ」
徳島県徳島市、中瀬医院の、中瀬勝則医師は、「笑いヨガ」を実践している中心人物のひとり。徳島市医師会では、3年前から「笑いヨガ」を実施。
「笑いヨガ」とは、笑い+呼吸法を取り入れたヨガで、考案したのは、インド人の、マダン・カタリア医師。
笑うと、体の中で「ナチュラルキラー細胞(NK細胞)」が増え、がんやウイルスをやっつけてくれる。また「作り笑い」でも効果はある。
具体的には、手拍子(ホ・ホ、ハハハのリズム)⇒呼吸(口から吐いて、鼻で吸う)⇒子供の心(いえい!)⇒ナマステ笑い(ナマステのポーズで笑う)の4つのステップで笑う。
車の中や、掃除中のモーター騒音の中など人に迷惑をかけない場所で笑うと生活でも笑うことが出来る。他にも、喧嘩しなくなったなど人間関係の向上にも効果がある。
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