今回の「きょうの健康」はこんな内容!
2018年01月11日(木)放送の「きょうの健康」を3行でまとめると??
- NHK Eテレ「きょうの健康」は2017年に放送50周年を迎えました
- 2017年に105歳で亡くなった医師の日野原重明さんの貴重なインタビューを紹介
- 日野原重明さんが人質となった「よど号事件」での気づきや健康長寿の秘訣を語ります
きょうの健康「日野原重明」番組データ
【放送日時】 2018年01月11日(木) 20:30~20:45
【放送局】 NHK Eテレ
【番組タイトル】 きょうの健康 50周年特別シリーズ あの人の健康法(最終日)「日野原重明」
【出演者】 日野原重明
【キャスター】 黒沢保裕 岩田まこ都
2017年105歳で亡くなった医師「日野原重明」さん
”きょうの健康”50周年特別シリーズ「あの人の健康法」。
最終日は去年2017年に105歳で亡くなった医師の日野原重明さん(1911~2017・聖路加国際病院 名誉院長)の特集でした。
日野原重明さんは40年前(1978年4月24日放送)から合計8回「きょうの健康」に出演しています。
今回は12年前(2006年1月9日から12日、当時94歳)に4回にわたって放送された「きょうの健康・健康長寿の秘訣」より選りすぐりのシーンが紹介されました。
放送当時の聞き手は久田直子さんです。
「日野原重明さん」日々の生活について――
日野原重明さんは、診療、講演会、執筆活動など分刻みのめまぐるしいスケジュール、1日24時間のうち、18時間仕事をしています。
睡眠時間は平均5時間ほど。
NHK Eテレ「きょうの健康」より、膝置きテーブルを使って執筆する日野原重明さん pic.twitter.com/7wZUJKjY5F
— テレビ番組ブログ (@yonta24blog) 2018年1月13日
それでも時間が足りないときには徹夜することもあったそうです。
しかしすべて目標を立て、自分がやりたいことだけをしているので目標に到達したときに達成感があるといいます。
人生の転機!「よど号ハイジャック事件」に巻き込まれる――
日野原重明さんは59歳の時、「よど号ハイジャック事件(1970年)」に遭遇。
羽田発福岡行きの日本航空351便(愛称「よど号」)に乗り合わせ、赤軍派の人質となってしまいました…。
その後、機内で4日間過ごし無事解放されます。
一歩間違えれば命が無かったかもしれない状況を経験して「私の命は与えられた命」と考えるようになったとのこと。
普通は60歳になれば引退を考える年齢ですがハイジャック事件後、日野原さんの生きる意欲は60歳から94歳の今(放送当時)も次第に強くなっていったといいます。
日野原流「運動術」とは?
日野原さんは、どんなに忙しくても毎日欠かさず運動をしています。
60歳を過ぎた頃から、少しでもやりたいことが長く出来るよう寝たきりにならない運動術だそうです。
- エレベーターに乗らず必ず階段を使う
- 早足で歩く
- ソファーや椅子に立つ・座るを20回(スクワットのように)素早く行う
- 片足で静止、目をつぶって静止など … バランス力を鍛える
毎朝、体操で大きな筋肉と小さな筋肉を動かすことは、手や足や腹筋が発達し立ち上がりをスムーズにする目的があるとのこと。
病気の後でも上のような運動は負担にならないので必ず行います。
また、運動をするということは体を鍛えるだけで無く、ストレスから解放され「精神面」にも大きな効果をもたらすとのこと。
人間は「動物」なので寝ているとき以外は動くことが基本ですと笑う日野原さん。
日野原流「食事法」とは?
日野原流の食事法も紹介されました。
- 朝食のジュースにスプーン1杯のオリーブオイル … 植物性の油は”悪玉コレステロール”を下げるオレイン酸が豊富
- ご飯を少なめにして、脂身の少ないお肉(ヒレ肉)を120gを週2、3回食べる
- お魚は毎日食べる … 肉などのタンパク質は歳を取っても必要
日野原流「健康観」とは?
日野原重明さんの健康観は「たとえ病気を持っていても、上手に生きている姿」――だといいます。
お釈迦様が「生病老死(しょうびょうろうし=生きる苦しみ・病の苦しみ・老いる苦しみ・死の苦しみ)」と言ったそうですが、日野原さんは、これを…
- どう良く生きるか?
- どう良く病むか?
- どう良く老いるか?
- どう良く死ぬか?
と解釈しているとのこと――。
日野原さんご本人も、脳に小さな脳梗塞があることが判ったのですが、老いるとどうしてもこうした病気にならざるを得ない…しかし「一病息災(いちびょうそくさい)」と言うように一つくらい病気を持っている方が健康のありがたみがわかり体に気を配るためかえって長生きすると笑います。
たとえ病気を持っていても健やかな気持ちになることは可能だと話しました。
(このほか”きょうの健康50周年特別シリーズ”では、三浦雄一郎さん、鈴木登紀子さん、安藤忠雄さんの「あの人の健康法」も放送されましたが日野原重明さん以外は見逃してしまいました※まとめ人注釈※)
(※2018年01月11日(木)放送「きょうの健康 50周年特別シリーズ あの人の健康法(最終日)「日野原重明」」より)
NHK「きょうの健康」反響ツイート
生物的な「老化」は避けられない現象ですが、自ら新しいことを始めていれば精神的な「老い」は避けられる。
— 美容と健康の名言 (@biyo_kennko) 2018年1月11日
日野原重明
日野原重明、よど号ハイジャックの飛行機に乗っていて閉じ込められていたって言うのも凄いけど、その当時既に60歳っていうのも凄いなあ。「それから人生観が変わりました」でその後40年以上生きて働けたのも、本当に僥倖だよなあ。
— ぽとむ@プりンせスチゅチュBDと全曲集発売中! (@p0tt0m) 2018年1月11日
日野原重明先生が出ている。きょうの健康 50周年特別シリーズ あの人の健康法「日野原重明」 - NHK 「きょうの健康」放送開始50周年特別インタビュー。最終日は2017年になくなった日野原重明さん。過去に収録した貴重なインタビュー https://t.co/X6YlizD1Yo
— 砂川恵伸 Keishin Sunagawa (@KeishinSunagawa) 2018年1月11日
きょうの健康 50周年特別シリーズ あの人の健康法「日野原重明」 「きょうの健康」放送開始50周年特別インタビュー。最終日は2017年になくなった日野原重明さん。過去に収録した貴重なインタビューで、日野原流の健康術に迫る。 https://t.co/rHTWhlnORP
— グループホームうららか ❄️正職員募集中♨️ (@gh_uraraka) 2018年1月11日
【EVENT】1月18日にグリーフケア研究所主催「日野原重明先生追悼の集い」を開催します。申し込みはこちら→https://t.co/lMML9TJ4EC pic.twitter.com/GPEJ0Me0VT
— 上智大学 (@SophiaUniv_JP) 2018年1月12日
https://twitter.com/leannareynys/status/951743070000709632
【みちのものがたり】
— 朝日新聞デザイン部 (@asahi_designbu) 2018年1月12日
故・日野原重明さんが「走る書斎」を手に入れたのは1964年。
自らは多忙で自動車教習所に通えませんでした。
ハンドルを握ったのは妻の静子さん。
慎重な運転は、せっかちな夫をやきもきさせていたようで…
地図は「日野原重明さんの通勤路」https://t.co/meJrs9cgRF
https://t.co/BpOlIx1x6a
— 朝日新聞 映像報道部 (@asahi_photo) 2018年1月12日
昨年7月、105歳で亡くなった聖路加国際病院名誉院長の #日野原重明 さん。病院に向かう車の後部座席は「走る書斎」。運転は妻の静子さんでした。be「みちのものがたり」(達)#聖路加病院 pic.twitter.com/UiEkpuUNnv
私たちが使える時間そのものが、いのちです。
— いまをどう生きる (@imaodoikiru) 2018年1月13日
私のいのちの一部をあげる、
それが、いまの齢までいのちを与えられた私の
最高の感謝の示しかたではないかと思っています。
日野原重明
明日になればもうできない、ということが
— いまをどう生きる (@imaodoikiru) 2018年1月13日
次々にやってくる死への道のりにおいて、
「いま」という時間ほど貴重なものはありません。
日野原重明
しっかり息を吐き切ると肺が空っぽになるため、
— 東 青龍(ひがし せいりゅう) (@maqy15) 2018年1月13日
新鮮な酸素が十分に吸収でき、心身が健やかになります。
人生も同じです。
日野原重明