開運!なんでも鑑定団「平坂芳文・高島野十郎」
2017年4月4日(火曜日)放送された「開運なんでも鑑定団」は、孤高の彫刻家「平坂芳文」の本物や「高島野十郎」の油絵(結果は偽物)などが依頼された。ゲストはマーティ・フリードマン。
開運なんでも鑑定団番組データ
【放送日時】 2017年4月4日(火曜日)よる9時(60分)
【放送局】 テレビ東京
【番組副題】 幻の彫刻家の傑作に驚きの鑑定が?
【出演】 今田耕司(51歳になったばかり) 福澤朗 片淵茜(テレビ東京アナウンサー)
【スタジオゲスト】 マーティ・フリードマン(ギタリスト)
【エンディングテーマ】 KANA「コイノアシアト」
依頼人1ゲスト「マーティ・フリードマン」
今日のゲストは、ギタリストのマーティ・フリードマン。
1962年アメリカメリーランド州で生まれ、14歳の時にクラスメートと行った「KISS」のコンサートで衝撃を受けギターを始めた。
10代を過ごしたハワイではビーチで遊ぶこともなく部屋にこもりギターを練習していたと言う。
また、当時たまたまラジオで流れた演歌を聞いてその独特の感情表現に感動し日本が大好きになったと言う。
1982年、20歳の時にプロとして音楽活動を開始。
1987年には、初のソロアルバムを発表した。
1990年には、ヘヴィメタルバンド「MEGADETH(メガデス)」に加入すると世界的なギタリストとして活躍した。
2000年にMEGADETHを脱退後は、日本にやってきた。通信教育でコツコツと日本語を習得し、アリゾナ大学の日本語弁論大会で「人種なき社会」というタイトルで準優勝。その後日本に移住し現在はソロ活動や、もいろクローバーZなどとも共演した。
お宝「エルヴィス・プレスリードーナツ盤」
マーティ・フリードマンのお宝は、エルヴィス・プレスリーのドーナツ盤8枚。
チリ、日本、イスラエルなどの全く違うデザインのレコード。
本人評価価格は、10万円。結果は23万円となった。
鑑定した、田村シンジ氏(エルヴィス・プレスリー研究科 鑑定歴19年)は一番高いのが、チリで発売されたエルヴィス・プレスリーのレコードで1枚5万円の価値がある。
チリ版は独自のデザインでお国柄が出て面白いという。
依頼人2「吉田良子さん」
石川県白山市。
今回の依頼人は吉田良子さん(69歳)。
お宝は、骨董収集が趣味だった父・宗作さんの遺品。
依頼品「平坂芳文の木彫」
鑑定の依頼品は「平坂芳文の人形」。吉田良子さんは幼いころ、この人形で他のおもちゃと一緒に遊んでいたと言う。
平坂芳文(ひらさかほうぶん)は、1862年~1919年の作家。実力はあったが現在その名を知るものをほとんど居ない。
1862年富山県朝日町の生まれ。北村喜代松のもとに弟子入りし宮大工として成長。
その後上京し、吉田芳明の弟子となった。
牙彫(げちょう)の根付などを教わりメキメキと実力を発揮した。1899年の東京彫工会展では銅賞を受賞。
1900年のパリ万博でも高評価を受けた。
高村光雲(1852―1934)の日本彫刻会などに出品した。しかし大正時代になると表舞台から姿を消し故郷へ帰った。
晩年は「老農夫と孫童」などの生き生きとした作品が残されている。
享年57。
結果は本物300万円!
本人評価価格は100万円。結果は300万円だった。
鑑定した、大熊敏之(富山大学大学院芸術文化研究科教授)は、「これはミュージアムピースといっていいですね」と話した。
「ざっくりと大きな塊として彫ってあり、大正時代の作品と見受けられる。
タイトルは裏に「無我(むが)」と彫られており、サインなどは無い。
竹取物語の翁と思われ、できれば美術館や博物館から出品の依頼があるかもしれないという。
出張鑑定「石川県野々市市」
今回の舞台は、石川県野々市市。
2011年11月11日に県内11番目の市として誕生した。
鑑定士は、森由美、安河内眞美の二人。舞台は「野々市市文化会館フォルテ」。
司会は、石田靖。アシスタントは、奈津子。
(1)「西川和昭さん(公務員57)」
西川和昭さんは公務員で57歳。
お宝は「英一蝶(はなぶさいっちょう)」の掛け軸。ひいおじいさんの時代からあったという。
- 本人評価価格100万円 鑑定結果 … 3万円(偽物・うつし)
(2)笹村育代さん(53歳)「藍九谷の皿」
笹村育代さんは、金沢21世紀美術館勤務の53歳。
仕事がらフランス語や英語、中国も覚えたと言う。
- 藍九谷(あいくたに)の皿 … 本人25万円⇒結果55万円(17世紀に焼かれた本物)
(3)吉岡幸三さん(81歳)「斉白石の掛け軸」
絵手紙講師の吉岡幸三さん(81歳)。掛け軸は中国でお土産として貰った。
- 斉白石(さいはくせき)の掛け軸 … 本人400万円⇒結果5千円(偽物)
(4)湯川満智子さん(68歳)「八代 大樋長左衛門の水指」
主婦の湯川満智子さん。
- 八代 大樋長左衛門(おおひちょうざえもん)の水指 … 本人200万円⇒結果250万円(本物)
(5)樫田彰久さん(66歳)「田能村直入の掛軸」
地元の有名な旧家(富樫氏)に生まれた、樫田彰久さん。金沢美術工芸大学卒業で日本画を専攻した。
- 田能村直入(たのむらちょくにゅう)の掛軸 … 本人50万円⇒結果5千円(偽物・奥行きが無いありえない絵)
(6)古源昭宏さん(56歳)「古伊万里 五艘船文大鉢」
脱サラして冒険インストラクターをしている。
- 古伊万里 五艘船文大鉢(ごそうせんもんおおばち) … 本人100万円⇒結果40万円(古伊万里ではなく、大聖寺伊万里。もし古伊万里んら5千万円)
依頼人3 江田厚さん「高島野十郎の油絵」
岡山県津山市。
かふぇ花音の店主、江田厚さん(55歳)。
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かふぇ花音
ジャンル:カフェ
アクセス:JR津山線津山口駅 徒歩17分
住所:〒708-0046 岡山県津山市西今町64(地図)
周辺のお店:ぐるなび 津山・美咲×カフェ
情報掲載日:2017年4月5日
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ネットオークションで購入した絵で「高島野十郎の油絵」。お客さんがネットで買ったというと本物かどうか疑われるためぜひ鑑定してほしいと依頼。
NHKの美術番組で見たことがあるが、落札価格は5万5千円。今田耕司はそれをネットで落としたと聞いて「ないない!むりむり!」と笑う。
高島野十郎(たかしまやじゅうろう)は世の画壇と全く交流しなかった。
生涯一人で極貧のなか独学で絵を学ぶ。東京帝国大学水産学科を主席で卒業。1975年他界、85歳。
野十郎の名前が有名になったのは、「福岡県立美術館」で開催された展覧会だった。
こんにちその評価は高まるばかりであると言う。
依頼人が鑑定を依頼した「蝋燭」は久留米市美術館に収蔵されているもの。
本人評価価格は、100万円。結果は、1,000円。偽物だった。
鑑定した、山村浩一氏(永善堂画廊)は「炎の質感や陰影が違う」という。本物なら1,500万円。(5万円で出ることはありえない)
開運なんでも鑑定団反響ツイート
今夜は岡山県津山市からの依頼人も登場!
— TSCテレビせとうち (@TSC_TVsetouchi) 2017年4月4日
ネットオークションで見つけ一目惚れした「幻の画家」の油絵。55000円で落札し、実物が届いた時には感動で鳥肌が立った。果たして鑑定結果は?
夜8:54~の「開運!なんでも鑑定団]をお楽しみに☆★ pic.twitter.com/ozIDRKs1vf
なんでも鑑定団にマーティ出とる#フリードマン
— mami_siruri(美陽)🐒 (@mami_masumi) 2017年4月4日
久しぶりになんでも鑑定団視聴中✨
— 多田このみ (@minsan04) 2017年4月4日
地元の野々市に出張鑑定団が!!
わーいわーい(ノ´∀`*)
「開運!なんでも鑑定団」ご覧いただいた皆様ありがとうございます🐹❤️再放送があるので詳しくは㊙️ですが、今回も凄いお宝が…!
— 奈津子 / 家電女優 (@natsuko_twins) 2017年4月4日
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司会の石田さんが、いつも優しく接してくださってとっても憧れるしパワーいただいてます!😊😊😊✨
・… https://t.co/M45yWtBn21 pic.twitter.com/OktcsNsYK4
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