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要約「開運!なんでも鑑定団 レオナールフジタ(藤田嗣治)の象牙家具!?」▽篠塚和典「松尾芭蕉の掛軸」、貿易銀ほか【2016年8月16日(火)放送内容 テレ東】



なんでも鑑定団「レオナール・フジタ」

2016年8月16日(火曜日)夜9時から放送された「開運!なんでも鑑定団」は、レオナール・フジタ手作りの家具?

ゲストは、元プロ野球選手の篠塚和典が「松尾芭蕉の掛軸」を鑑定依頼。他に、貿易銀や仮面ライダージープなどの出品もあった。出張なんでも鑑定団は「広島県三原市」。

なんでも鑑定団番組データ

【放送日時】 2016/08/16(火曜日)よる9時(60分)
【放送局】 テレビ東京
【司会】 福澤朗 今田耕司
【スタジオゲスト】 篠塚和典(しのづかかずのり・元プロ野球選手)

 

鑑定依頼人1.篠塚和典「松尾芭蕉の掛軸」

1984年に貰ったもの。しかし、2016年6月14日放送の中畑清が鑑定依頼をした時(鑑定額は1万円だった)の掛軸と出処は同じなのでニセモノかもしれない。

松尾芭蕉の掛軸

「塚も動け我が泣く声は秋の風」と書かれた掛軸。塚とはお墓のこと。弟子の墓の前で自分(松尾芭蕉)が慟哭するす声は秋の風に吹き流されているという意味。

本人評価額は60万円。鑑定結果は、やはり1万円だった。

鑑定人は、「増田孝(愛知東邦大学教授)」。「ニセモノでございます。」という鑑定結果だった。理由は、香炉の絵が下手で、ところどころ読めない字があり、このニセモノを書いた本人が原本の字がわからなかったのでゴニョゴニョっとそれらしい字でごまかしたものだろうと増田教授。

「他にも被害者が居るかもしれませんで!」と笑う今田耕司だった。

鑑定依頼人2.安達正博さん「貿易銀」

愛知県尾張旭市。安達正博さん(78歳)。安達正博さんは、高校生の頃から短歌が趣味。近所の蚤の市にいったところ、古銭が一山3千円で売られていたので購入。

最近まで忘れていたが、中に光り輝く銀貨を発見した。

明治7年銘の貿易銀

依頼品は、明治7年の貿易銀。明治7年の銀貨は発行枚数が少なくカタログには、最低価格でも400万円ついていたと安達正博さん。

明治4年5月10日、明治政府は新貨条例を発布し新しい貨幣制度を始めた。これによりお金の単位が「両」から「円」に変更された。

  • 金貨5種類 … 1円、2円、5円、10円、20円
  • 銀貨1種類(円銀) … 1円(貿易用で一般には使用されない)
  • (補助通貨)銀貨4種類 … 5銭、10銭、20銭、50銭
  • (補助通貨)銅貨4種類 … 1厘、半銭、1銭、2銭

明治3年の円銀は、全く利用されなかったため、製造中止新しく明治7年に「明治7年銘」の円銀を発行した。しかし銀の含有量が少ないため結局流通しないまま製造中止となった。

そこで、銀の含有量を世界標準に増やし(420グレイン)た「貿易銀」を発行。

しかし、清(当時の中国)の商人が、スペイン銀貨(417グレイン)との銀含有量の差に目をつけ鋳潰して(銀貨を溶かして銀だけを取り出した)しまったためやはり全く流通しなかった。ついにわずか3年で全ての貿易銀を生産中止にした。

本人評価額は400万円!

鑑定結果は「1,000円」だった。

鑑定人の、竹内俊夫さん(「銀座コイン」会長)によれば「わかりやすいニセモノ」。

  • 刻印された銀の重さと、実際の重さが合わない
  • 表面のデザインは鋳造されたもので彫刻がシャープではない(字が潰れている)
  • 「銀」の印が押されていることはありえないが押されている(ようなデザインになっている)

出張なんでも鑑定団「広島県三原市」

鑑定士は、森由美、安河内眞美、北原照久の三名。

会場は「三原市芸術文化センターポポロ」で行われた。

司会進行は、原口あきまさ、アシスタントは、青木直子。

  • 三宅正樹さん(公務員35歳) … 「トミカ全国バスフェアー」(1980年代全国で走っているバスを集めたセット)ただし1台抜けている。(本人評価額は8万円 ⇒ 4万円(1台欠けているのと付属の風船が紛失していることで評価を下げた)
  • 中村成俊さん(会社員 41歳) … 「平田玉蘊の屏風」 (本人評価額は100万円 ⇒ 15万円(平田玉蘊ではなく、中倉玉翠の作品だった)
  • 岡正博さん(団体職員 63歳) … 「金重陶陽の茶碗」 (本人評価額は170万円(購入額と同額) ⇒ 250万円(戦後間もないころの名品、本物)
  • 上野郁夫さん(会社員 60歳) … 「円山応挙の双幅」 (本人評価額は50万円(購入額と同額) ⇒ 2万円(ニセモノ。本物は400万円)
  • 田中敬泰さん(中華料理店店主 75歳) ⇒ 「中国の古い瓶」 (本人評価額は100万円(購入額は25万円) ⇒ 25万円(古くないが工芸品として面白い)
  • 黒田和広さん(会社員 48歳) ⇒ 「仮面ライダージープ」 (本人評価額は4万5千円 ⇒ 7万円(箱が残っていて新品という所が良い。))

鑑定依頼人3.中安邦子さん「レオナール・フジタの円形机」

17年前なくなったお父さんの遺品。フランスの蚤の市で購入した「レオナール・フジタの円形机」。

レオナール・フジタ

レオナール・フジタ(Leonard Foujita・1886年から1968年)。20世紀のはじめにフランスで活躍した最初の日本人。特に乳白色の肌色を独自に創りだして話題となった。

縫製も得意で自分の身に付ける服や帽子を自分で作っていた。また、木工も得意で額縁、ハンガー、ついたて、箱の装飾なども作っていたという。

さらに、理想の部屋をミニチュア化したドールハウスも作っていた。

youtu.be

レオナール・フジタの円形机

実は、これとそっくりの円形机が美術館にも収蔵されている。

本人評価額は200万円。結果は、500万円!

鑑定した、永井龍之介(「永井画廊」代表取締役社長)は、「発見だと思います。5,6点作ったうちの1点」本物だった。

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