2013/12/17(火曜日)の「開運!なんでも鑑定団」はスタジオジブリの名物プロデューサーの鈴木敏夫がスタジオに脇差し刀をもって鑑定依頼その結果やいかに??
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- オープニング、スタジオ。今田耕司、石坂浩二、吉田真由子が登場
- 鑑定依頼人No.1 鈴木敏夫
- 鈴木敏夫の鑑定依頼品は、「無名の脇差」
- 次なる依頼人は、滋賀県津市の浅井正次さん(83歳)
- 依頼人の宝物は、「林良の花鳥画」
- 出張!なんでも鑑定団 滋賀県近江八幡市安土町の文芸セミナリヨ
- 鑑定依頼人No.3 橋本和乃さん(鳥取県)登場
オープニング、スタジオ。今田耕司、石坂浩二、吉田真由子が登場
今田耕司、石坂浩二、吉田真由子の三人がステージに登場。本日のゲストは、スタジオジブリのプロデューサー、鈴木敏夫さん。
「風立ちぬ」のプロデューサー、宮崎駿監督を35年間に渡り支えた。
1948年愛知県名古屋市の生まれ。幼い頃から絵を書くことと映画を見ることが大好きだった。
慶応義塾大学卒業後、1972年徳間書店に入社。1978年月間アニメ雑誌「アニメージュ」の創刊に加わった。(1978年7月号が創刊号)
その取材で運命的な出会いを果たしたのが、宮崎駿と高畑勲。最初、宮崎駿は「あなたが作っている雑誌はくだらないから話したくない」と言われたが、朝の9時から夜中まで待ち続けた。
三日目にしてようやく話してもらうことが出来て、その出会いから一気に親しくなった。
その後、宮崎駿が手がけた漫画「風の谷のナウシカ」を映画化する時、プロデューサーである高畑勲の補佐を務め、アニメ制作のいろはを学びました。
1985年スタジオジブリを設立。「天空の城ラピュタ」を制作。
当初は、雑誌編集長との兼務をしていたが、4年後ジブリに移籍し、「紅の豚」「平成狸合戦ぽんぽこ」「ハウルの動く城」などジブリ作品全てのプロデューサーを務めた。
一見温厚そうだが実は頑固で、宮崎駿が「もののけ姫」のタイトルを「アシタカせっ記」変えようと言った時、監督に無断で予告編に「もののけ姫」と入れてしまった。
2001年の「千と千尋の神隠し」は観客動員数2350万人、304億円は、邦画史上第一位。
ベルリン国際映画祭金熊賞、アカデミー長編アニメーション賞を受賞。
11月23日公開の最新作「かぐや姫の物語」高畑勲監督による作品で、構想から8年の歳月をかけ制作された。
かぐや姫が付きで犯した罪と罰を描いた渾身の一作です。
鑑定依頼人No.1 鈴木敏夫
最初は宮崎駿が喋りたくないといったのに、粘り勝ちで今やスタジオジブリも立ち上げて多くの作品を作るようになった。
しかし、(そうした仕事にかかりっきりだったので)僕の青春を返して欲しいですよねと、鈴木敏夫。
宮崎駿さんは、引退を発表されたが実際のところは、ライバルの高畑勲作「かぐや姫の物語」を見て、宮崎駿がなんというか知りたかった。
宮崎駿が「あ、いい作品だね」と言ったら本当の引退だと思ったら、宮崎駿は「この映画を見て泣くやつは素人だ!」と言い放った。
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この言葉と引退をどう解釈するかです。と、鈴木敏夫。
大きな声では言えないが、「風立ちぬ」が今興行収入120億円で赤字。できたら(これ以上制作費で赤字を増やされるよりも)引退してほしい(笑)。
鈴木敏夫の鑑定依頼品は、「無名の脇差」
鈴木敏夫の友人から頂いたもの。その友人のお父さんが亡くなったとき遺品を整理していたら、この脇差が出てきた。
初めて見た時は、サビだらけだった。知り合いに頼んで綺麗にしてもらったら、その専門家が教えてくれた。
このつばが凝っていて、これはどの程度のものなのか知りたい。鈴木敏夫の評価価格は1000万円!
結果は、25万円。笑う鈴木敏夫。
「刀剣柴田」代表取締役(鑑定歴42年)の柴田光隆さんの鑑定。脇差しは長い刀の3分の1の価格になる。
江戸の中期から後期の品物。九州の方の刀。鹿児島には「波之平」という一派が平安から続いていてその辺りの刀工が作ったものと思われる。
つばは、大量生産で型からとったものと思われる。
次なる依頼人は、滋賀県津市の浅井正次さん(83歳)
浅井家は、津藩郷士の家系。正次さんは15代目にあたる。敷地は、1200坪。書庫や蔵が多くあり、維持が大変。
今回のお宝は、曽祖父、貞次郎さんが手に入れたもの。津藩藩主 藤堂家が東京に転居する折に売りに出された品を買い取った。
依頼人の宝物は、「林良の花鳥画」
林良は、中国の花鳥画の大家。絵はかなり傷んでいる。
738年、唐王朝第6代皇帝、玄宗(685−762)は、宮廷画家の組織を作った。「翰林図画院」。主に皇帝の肖像画や宮廷の壁画、王朝の歴史画など。
呂紀「四季花鳥図 秋」(重要文化財・東京国立博物館所蔵)これらは、「院体」と呼ばれその後中国美術の主流となった。
林良(生没年不詳)は、明時代中期を代表する画家で、同時代の呂紀(りょき)とともに花鳥画の二代大家と称される。
1428年頃、広州の生まれ。北京まで文を届ける小役人となる。30歳の頃、上司の推挙で宮廷画家となる。
「三茶白羽図」(上海博物館)は、林良が若い時に書いた花鳥画。林良は色を捨て水墨のみで描くようになった。
林良の花鳥画は当時から第一級の花鳥画とみなされてこれを絶賛する詩も作られた。
日本ではそのほとんどが美術館や寺院に保存されている。「鳳凰石竹図」は、京都相国寺の寺宝である。この作品は国の重要文化財に指定されている。
果たして鑑定やいかに?
ご本人の評価価格は、100万円。オープン・ザ・プライス!300万円。
鑑定人は、「思文閣」代表取締役(鑑定歴23年)の田中大。
この作品は、林良とは言い切れない。画風が呂紀に近いがそれも違う。だれか別の人が追随して書いたものだと思われる。
しかし明朝の古画であることは、間違いない。それだけでも十分に価値がある。箱のなかに入れておいておくともっと良いものとなる。
出張!なんでも鑑定団 滋賀県近江八幡市安土町の文芸セミナリヨ
クラシックコンサート専用ホール。オルガニストの城奈緒美さんが、文芸セミナリヨのパイプオルガンを弾く。
鑑定士は、安河内眞美と中島誠之助。
アシスタントは、橋本かれん。司会は、石田靖。
最初の人、お宝は、「濱田庄司の花瓶」本人評価額は、50万円。結果は、65万円。濱田庄司の本物の花瓶。
次のお宝は、「織田瑟瑟(おだしつしつ)の屏風」。本人評価額は180万円。結果は5万円。偽物。
次のお宝は、「古信楽の壷」。本人評価額は100万円。結果は350万円。鑑定は、中島誠之助。状態がよい古信楽。
お宝は、「呉春の掛軸」本人評価額は、30万円。結果は、130万円。本物。
続いては、元タレントの、星田布美子さん(33歳・主婦)。星田布美子さんは、プリンセスプリンセスの渡辺敦子さんプロデュースでデビューさせていただいた。
曲名は「HAPPY TONIGHT」という曲をだした。
お宝は、「近藤悠三の壷」本人評価額は、10万円。結果は、35万円。本物。
お宝は、「源平合戦図屏風」本人評価額は、44万円。結果は、100万円。本物。
鑑定依頼人No.3 橋本和乃さん(鳥取県)登場
鑑定品目は、「定窯の白磁器」。
2013年の3月にたった3ドルのガレージセールで売られていたものが、ニューヨークのサザビーズに出品された。
ガラクタと思われていた器が、定窯で焼かれた白磁器であることが判明。2億1000万円で落札。このニュースは世界中を駆け巡った。
今から1500年前、北斉時代に始まる。宋時代に純白の白磁器が誕生した。
定窯の白磁器は、なかでも特に高い完成度を誇った。
その窯の場所は長く謎とされてきたが、日本の陶磁研究者、小山冨士夫の発掘調査で現在の河北省曲陽県だったことが判明した。
北斉時代のものがもっとも評価が高く今なお高値で取引されている。
本人評価額は、800万円。オープンザ・プライス!結果は3万円。定窯の白磁ではなかった。
エンティングソング 真桜「ナイテモイイ」
(終了:2013/12/17(火曜日):テレビ東京)