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【テレビ要約】2013年12月10日(火)の開運!なんでも鑑定団【古民家の蔵で新発見!?】をジャカジャン♪とまとめ



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開運 なんでも鑑定団 12月10日

本日の鑑定品は、2年前 沖縄の居酒屋の店主が隣村の食堂を居抜きで買い取った際に出てきた謎の物体に驚きの鑑定結果!!

 

江戸時代から続く旧家の葦葺き屋根の蔵で長年放置されていたお宝の数々。しかしそれが名だたる茶人たちを魅了した室町時代の大名品だった。

 

出張!なんでも鑑定団IN茨城県鹿島市は、ユニークな依頼人で会場は大爆笑。

 

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スタジオ、今田耕司、石坂浩二、吉田真由子登場

今田耕司の話。ヘッドフォンをつけて音楽を聞いたままの人とエレベーターで一緒になって、寒い中走ってきたのか、「ふーっふーっ」と息遣いが異様に大きな人に出会って怖かった。当人は音楽を聞いているので自分の息遣いが目立って大きいと言う事に気がついていない。石坂浩二爆笑。

 

本日のゲストは、中原丈雄。1951年熊本県人吉市の生まれ。絵が得意で小学生の時描いた絵が全国コンクールで3等賞を受賞。担任からは、画家を目指しなさいと言われたが、映画が好きなので俳優の道を選んだ。

 

1970年駒沢大学に入学、学費を使い果たし両親に内緒で大学を退学してしまった。その後、水森亜土らが所属する、「劇団 未来劇場」に入団。その後は、なかなか目が出ず初舞台までに5年かかった。32歳に退団。直後はまったくオファーはなかった。

 

そんな時、親交のあった石井好子さんに絵を見てもらったところ、褒めてもらい自身はないが個展を開催。中原丈雄「パリの地下鉄にて」「パリのマルシェにて<肉屋の情景>」「C・COLAを飲む赤縞を着たサングラス男」などを描くと意外にも作品が次々と売れびっくり。絵を売りほそぼそと食いつないでいた。

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そして、41歳の時、映画『おこげ』(監督脚本:中島丈博)でついに念願のスクリーンデビュー。これを気に出演依頼が殺到した。現在は、『刑事 吉永誠一 涙の事件簿』に出演中。

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鑑定依頼人No.1 中原丈雄さんスタジオに登場

中原丈雄さんは、独学で絵を学んでいた。今日スタジオに持ってきたお宝をオープン。掛け軸。酒井抱一の3本の掛軸。遠縁のおじいちゃんから預かった。本人の評価価格は600万円。

 

オープン・ザ・プライス!35,000円。安い!鑑定人は、安河内眞美(ギャラリーやすこうち店主(鑑定歴36年))によると、偽物。おそらく明治に入って作られた掛軸だと思われる。酒井抱一の絵の具は最高級でこういう色ではない。もう一つは、琳派の技法のたらし込み。雀の頭にこのたらし込みの技法を使うのは見たことがない。

さらに、箱書きは後から書き加えたもの。本物だったら600万から700万円します。残念でしたが番組最後まで楽しめますかね。と、今田耕司。大丈夫です。楽しみます。と、中原丈雄さん。

 

沖縄県本部町から、「居酒屋くぇぶぅ」にてお宝を紹介

次の依頼人は、オーナーの中曽根幹男さん(47歳)。6年前居酒屋をオープン。中曽根幹男さんは、地元ラジオ局「FMもとぶ」でラジオ番組のパーソナリティをしている。しかし現在は人気があまりなく、メッセージもリクエストもないのが悩み。

 

お宝は、2年前隣の食堂を居抜きで買い取った時に、そのまま残されていたもの。前のオーナーに尋ねるとこれは、珍しいものだと。

 

鑑定依頼人No.2の登場、中曽根幹男さん

鑑定品目は、巨大なサンゴの化石。元々の持ち主は、名護の湾と言う場所で素潜りで50m暗い潜りサンゴを発見して持ち帰った。3年間かかった。居酒屋の入り口に雨ざらしで置いていた。

 

刺胞動物門に属するサンゴは、ポリプと呼ばれる微小な生物の集合体。地球上にサンゴが登場したのは、5億年前。こうしたサンゴの遺骸が化石となって地層で発見することができる。

 

六法サンゴの化石。戦前海底から採取されたとのことだが、現在は全面的に法律により禁止されている。

 

鑑定中。。。ご本人の評価額。お店を買った価格が90万円、今日東京のスタジオに来るまでの旅費10万円で、合計100万円。

 

オープン・ザ・プライス!結果は、300万円!ご中人は「あぎじゃい!(じぇじぇじぇ~)」とびっくり、奥さんは泣いている。

鑑定したのは、神保寛司(「東京サイエンス」代表(鑑定歴37年))石サンゴ類、1万年以上前のもの。保存状態がとても良く迫力もあるので、博物館級のサンゴかもしれない。

 

出張鑑定 IN 茨城県鹿嶋市

鹿島アントラーズの本拠地。桜花公園、掩体壕が今もそのまま残されている。その内部に復元された飛行機「桜花」は、機首に爆弾を取り付けた特攻機、母機に吊るされて目的地まで運ばれ、目的地で切り離されると操縦士もろとも目標物に特攻する機体だった。

 

その「桜花」の前にたたずみ戦争の悲惨さに改めて思いを馳せるのは、田中大(「思文閣」代表取締役)、永井龍之介(「永井画廊」代表取締役)、中島誠之助(小美術評論家)。

 

会場は、カシマスポーツセンター。


カシマスポーツセンター

 

アシスタントは、永浜いりあ。司会進行は、松尾伴内。一人目は、盆栽が趣味の方。お宝は、板谷波山作 白磁の壷。知人から買ってもらいたいと購入。言い値の150万円で買い取った。結果は、1,000円。

 

鑑定したのは、中島誠之助。ひどい偽物ですねー。形も違うし絵も違う。彫り方も全く違う。壷の裏に破山という印があるが、おそらくグラインダーかなにかで穴を開けてはめ込んだ印になっている。大切にしろとも言えない。

 

小野田さん、初っぱなに先ほどの1000円の偽物が登場すると、自分のものが偽物でも安心して出ることができる。と、小野田さん。もらってきた絵。絵は偽物だと思うと奥さん。本人評価額は50万円。結果は、3千円。森田茂の贋作だった。

 

大里さん。お宝は、山口蓬春の絵。数年前不動産の処理を手伝った時のお礼としてもらった。本人評価額は当てずっぽうで60万円。結果は、80万円。全体的な絵の技術を見ると山口蓬春の作品だと思われる。この作品の下絵となる昭和38年に描かれたスケッチが残っているので、おそらくこの辺りに書かれたものだと推察できる。

 

高梨さん。お宝は、須恵器の壷。戦時中工事現場で発見したもの。本人評価額は30万円。結果は、200万円!高梨さん、「うわー」と声が上がる。奥さんも涙を流している。中島誠之助が鑑定。

 

今から1200年位前、奈良時代の終わりから平安時代の前期にかけて作られた須恵器の長頸瓶(長首の瓶)。もっと古いものは香台が付いていない。この須恵器には香台がついた頃の作品で実用品。

 

首のところの二重線の輪がまたメリハリがあって良い。肩が張っていて実にいいもの。

 

安倍さん。お宝は、岡本豊彦の双幅。親戚との遺品整理で手に入れた。本人評価額は100万円。結果は、1万円。残念。偽物だった。屋根の描き方や馬の描き方、岩の描き方が全く違う。

 

中山さん。お宝は、菅野圭介の油絵。菅野圭介は昭和に活躍した洋画家「ワルシャワの宿」(横須賀美術館所蔵)「夏」(横須賀美術館所蔵)戦時中住居を提供したのでもらった。

 

菅野圭介が20代半ば頃描いた絵らしく、最近菅野圭介の画集を手に入れたが、その画集の中でこれより古いものは載っていなかった。

菅野圭介 色彩は夢を見よ 2010-2011

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 本人評価額は、自信満々の60万円。結果は?120万円。昭和20年代の初め頃では、洋画家の中でトップテン入りするくらいの画家だった。昭和38年に亡くなってからあまり知られていないが、近年また人気が出ている。

 

この作品はフランスのグルノーブル(Grenoble)菅野圭介が25歳の時に留学しフランドランという画家のもとで勉強した思い出の場所。色と縁による構成。

 

ここまでで今回の出張鑑定は終了。鑑定団は、日本全国どこでも出張鑑定いたします。

 

続いては、滋賀県近江八幡市から依頼人登場

西の湖周辺。西村さん(80歳)。自宅は、葦振きの屋根。鑑定品目は、古信楽の壷。親が菜種入れに使っていたかもしれない。放置されていたもの。

 

映画監督の黒澤明は、古い信楽の壷は面白いと語っていた。13世紀の末生まれた信楽焼。主に日用品として作られた。実用的な壷で変化に富む肌合いをしている。生地の中に混ざった小石が趣を増している。石ハゼ、ビードロ、檜垣紋など特徴がある。

 

室町時代。滋賀という土地柄水運に恵まれず、伝来したのは、京都や奈良など近隣のごく一部に限られた。

 

桃山時代になると侘茶が流行。信楽の飾らない素朴さが茶人たち、武野紹鷗や千利休の目に止まり盛んに茶会で用いられることになった。紹鷗信楽、利休信楽と呼ばれたほど。中でも二重口で檜垣文が入った小さな壷は、人がうずくまっているように見えるので「蹲(うずくまる)」とよばれ花入れとして珍重された。現在も人気が高い。

 

改めて依頼品を見てみると、古信楽の「蹲」で高さは6寸。二重口、檜垣文が描かれている。ご本人の評価額は、100万円。

 

オープン・ザ・プライス!500万円。すごい!依頼者もびっくり。鑑定したのは、中島誠之助(古美術鑑定家(鑑定歴52年))室町時代の中期に作られた古信楽、檜垣文「蹲」に間違いない。力強さがすごく良い。全くの無傷。中には、500年そのままの植物の種が入っていた。

 

中島も数多くの、檜垣文「蹲」を見てきたが、5本の指に入ります。新発見です。

 

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(終了:2013-12-10(火):テレビ東京)