yonta64のテレビ番組ブログ

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2015年5月28日(木)放送『クローズアップ現代』モノのインターネット(IoT)で第四の産業革命?



2015年5月28日放送の『クローズアップ現代』は、パソコンや携帯だけでなく、フォークやトイレまでインターネットに繋げる技術が浸透しようとしている。これら日常品がネットに繋がることで何が出来るのか?

何が起きる?「モノのインターネット革命(IoT)」

(司会:国谷裕子)(ゲスト:森川博之・東京大学先端科学技術研究センター)

モノのインターネット革命(Internet of Things)が進行中。

ネットとスプリンクラーで、天候に応じて水を撒くシステムやネットとフォークで食事中の手の動きから食べ方の癖を記録。建設機械とネットで工事の進行状況を効率化など。

リクシル(LIXIL)が手がけるモデルハウス

リクシル(LIXIL)が手がけたモデルハウスは、天井・引き出しなどのセンサー200個以上で人の動きを記録。大量のデータを分析して健康で快適に暮らせる家の条件を編み出しそれをユーザーに提供できるようになる。

KOMATSUの建設機械とネット接続

KOMATSUの建設機械では、重機のエンジンやポンプにセンサーを取り付けている。その記録を見ることで故障をいち早く発見し保守点検することが出来る。

世界中にある40万台もの建設機械からのデータを、コマツ社内で稼働位置や時間などが集約され蓄積されていて、販売戦略などに活かされている。

「スマートコンストラクション」という画期的な手法に乗り出している。これは、建設現場に必要や建設機械の種類や台数を割り出し、効率的な作業手順をプランニングできるサービス。熟練のオペレーターでなくとも指示に従うだけで効率よく建設出来るという。

GE(ゼネラルエレクトリック)社はデータ分析をメインに

ゼネラル・エレクトリック社は、従来のものづくりだけでなく現在データ処理もメインのサービスに組み込んでいる。

ある航空会社は、GEのデータ分析を取り入れ航空ルートの見直しをして大きく燃料や時間を会社全体で効率化出来たという。

GEは、従来の2,000倍の効率でデータを収集分析できるシステムを開発し運用している。5年後にはデータ解析の分野で勝者になるだろうと予測。

IOT(モノのインターネット)統一規格づくり

ドイツで開かれた「ハノーバーメッセ」で「Industrie4.0(第4の産業革命)」という宣言が多く目についた。

ドイツには、一人ひとりに合わせた香りのする香水を作る企業などがすでにあり、これからこうした企業が利用する「Industrie4.0」に合わせた規格を世界の統一規格にしようと国を上げて運動している。

一方、GE、インテル、シスコシステムズ、IBM、AT&Tなどは、モノのインターネットの統一規格づくりのため結成、こちらも世界標準を目指している。日本でも富士電機をはじめ日本企業大手5社がこの輪の中に入ろうとしている。

日本政府も経済産業省が危機意識を持って取り組みを始めた。

じわじわと時間をかけ第四の産業革命が起こるだろう

今日本は自社のデータをオープンにせず、統一できるデータがバラバラに点在している。現在は様子見だがこれからは、世界規模で利用可能な膨大なデータを蓄積する統一規格が出来、サービスに反映されて改良が進む。

そうなれば、まさに「第四の産業革命が起こるだろう」と解説の森川博之さんがコメントした。

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