今回の『ガッテン!』は肺ストレッチで健康に!
2018年4月11日(水曜日)放送の『ガッテン!』は…”ある呼吸法”をマスターすれば、自分の意思でストレスや血圧をコントロール出来る!というスゴ技の紹介でした。
最新研究によれば「意識しながらゆっくり呼吸すると脳が静まり、交感神経の興奮、ストレスを抑えられる」…というのです!
今回のガッテンでは、その呼吸法=「肺ストレッチ」について紹介されました。
今回の『ガッテン!』放送データ
【放送日時】 2018年4月11日(水曜日)19:30~20:15
【再放送】 2018年4月14日(土曜日)0:25~(金曜深夜)
【放送局】 NHK総合テレビ
【番組タイトル】 ガッテン!「肺ストレッチで体が変わる!呼吸コントロールSP」
【司会】 立川志の輔 小野文恵(NHKアナウンサー)
【スタジオゲスト】 柴田理恵(1959年生まれ) 古坂大魔王(1973年生まれ) 大島麻衣(1987年生まれ)
【ナレーター】 山寺宏一(1961年生まれ) 大塚明夫(1959年生まれ)
【ガッテンボーイ】 常住富大
呼吸回数と健康に大きな関係が!?
アメリカの特殊部隊「ネイビーシールズ」のリーダーだった、マーク・ディバインさん(54歳)は「極限の状態でもっとも大切なのは”呼吸”の制御だ!」と言います。
成人の呼吸回数は、(平均)1分間に約15回。
東京有明医療大学の高橋康輝准教授が1000人を超える男女を対象に調査・研究したところ「普段の呼吸を減らすことは、ストレス解消にとって重要なポイントになる――。」といいます。
実験参加者の方々によれば、呼吸が減った時、以下のような良い変化があったそうです。
- 血圧低下
- 冷え改善
- 肩こり改善
- 快眠
- ストレスが減った … 特にストレスの低下は多くの人に見られました
ちなみに今回のスタジオゲスト3人の呼吸回数(1分間)を計測したところ――、
・大島麻衣さん…11回
・古坂大魔王さん…24回
・柴田理恵さん…10回
となりました。古坂大魔王さんは収録で緊張があったのか少し多めとなっています。
脳のストレスと呼吸の関係は?
呼吸数を低く抑え、(1分間12回程度にする)その後血圧を測定すると数値は下がっています。
なぜ呼吸数を下げると血圧も下がるのか?…その仕組みは、脳の中心にある「呼吸中枢」と「扁桃体(へんとうたい)」にあるとのこと。
呼吸中枢の仕事は呼吸のコントロール、そして扁桃体の仕事は身の危険などのストレスを検知する役割があります。
扁桃体は身の危険などのストレスを感じることによって心拍数を上げ、血流をアップ(血圧上昇)させたり、筋肉をよく動かして危険から身を守ろうとします。
最新研究によって、呼吸中枢と扁桃体は互いにとても近い距離にあり、密接に影響しあっていることが解ってきました――。
呼吸中枢が扁桃体の興奮を抑える仕組みは?
三重大学大学院医学研究科の小森照久教授によれば、息の長い呼吸をすれば、不安や恐怖、怒りといったストレスを抑えられるとのこと。
扁桃体がストレスを感じると、血圧、心拍数、交感神経興奮、呼吸数などが急上昇します。
血圧、心拍数や交感神経の興奮は意思の力でどうすることも出来ませんが、呼吸数だけは自分でコントロールすることが出来るのです!
そこで息の長い呼吸をワザと行って呼吸回数を抑えます。
するとそれが呼吸中枢から扁桃体に伝わり、やがて扁桃体が落ち着いて血圧や心拍数も一緒に下がってくれるそうです。
ニューヨーク コロンビア大学のリチャード・ブラウン博士はアメリカ9・11同時多発テロ事件で心の傷を負った人々のケアとして、意識的に呼吸回数を下げるグループ運動を始めました。
深呼吸をして呼吸回数を減らすことは精神安定剤よりも効果がある場合も見られたといいます。
さらに博士は現在、薬で治療困難な「腸で起こる炎症」を呼吸回数を減らすことで治そうという研究も行っています。
現段階では、約半年間の呼吸トレーニングで、腸の炎症を抑えることに成功したとの実験結果も出たとのこと――。
呼吸を減らすスゴ技ストレッチとは!
肺の袋は自分で膨らんだり縮んだり出来ません。
肺の袋を膨らませているのは、横隔膜や肋間筋という肋骨と肺の間にある筋肉で、間接的に動かしているのです。
東京有明医療大学の本間生夫学長(呼吸器科)が解説しました。
本間先生のストレッチは、横隔膜や肋間筋を動かす柔軟体操によってそれぞれの筋肉を柔らかくし、肺をより大きく膨らまそうというのです。
1.吸う筋肉のストレッチのやり方
- 両手を胸の前に組み、輪っかを作る
- 輪っかを作ったまま両手を伸ばしながら息を吸う(背中と両手をできるだけ離す)
- 1日に何回か思い出したときに繰り返す(2~3回でOK)
ガッテン 4/11放送の「肺ストレッチ」両手を組んで吸いつつ手を思い切り前に。 pic.twitter.com/OxA96fHSKH
— テレビ番組ブログ (@yonta24blog) 2018年4月13日
2.吐く筋肉のストレッチのやり方
- 両手を背中で組む
- 両手を伸ばしながら息を吐く
- 息を吐きながら戻す
- 1日に何回か思い出したときに繰り返す(2~3回でOK)
この二つの深呼吸トレーニングで自律神経や免疫系が高まると本間生夫学長。
フリーダイビング世界大会で104メートルの深さまで潜水した記録(世界第2位)を持つ「HANAKO」さん。肺活量は5200ml(平均的女性の2倍)、彼女の横隔膜は鍛え上げられしなやかに動くと言います。
肺ストレッチによって普段の呼吸回数が減少し、ストレスによる症状が改善するのです。
嬉しい❗️
— 本田 宏 (@honda_hiroshi) 2018年4月11日
栗橋病院で20年以上続けてきた呼吸法がためしてガッテンで紹介。今も毎週水曜日に朝7時半から25分程度行っています。どなたも無料で参加可能です。ご希望の方はご連絡ください‼️😵☺️ pic.twitter.com/iZecs7PYUM
鼻呼吸に新発見のパワーあり!?
広島大学大学院耳鼻咽喉科の竹野幸夫教授によれば、鼻呼吸には新しく判明した意外な効果があるとわかりました。
鼻とその周りの副鼻腔(ふくびくう)ではたくさんの一酸化窒素が作られています。
一酸化窒素は、血管の筋肉に作用して血管の空洞を広げ血液の流れを良くし、血液循環の調節に大きな役割をしていると竹野幸夫先生。
さらに「1分間、鼻歌を歌うと」一酸化窒素がより増えるという論文もあるそうです。
(※2018年04月11日(水)初放送「ガッテン!「肺ストレッチで体が変わる!呼吸コントロールSP」」より)
今回の『ガッテン!』放送後の反響ツイートは?
NHK総合「 ガッテン!」
— 大塚 明夫 (@AkioOtsuka) 2018年4月11日
「肺ストレッチで体が変わる!呼吸コントロールSP」
2018年4月11日(水)19時30分
2018年4月13日(金)24時25分 (再)https://t.co/suvLC1otbS
語り:山寺宏一、大塚明夫
が、ガッテンでニンジャスレイヤー:ナラクウィズインの曲が流れたーーー!!!
— とう腐 (@tofu_cake) 2018年4月11日
ガッテンのテーマ「呼吸法」そしてニンジャの呼吸法といえばチャドー…チャドー、フーリンカザン、チャドー…。
— とう腐 (@tofu_cake) 2018年4月11日
ガッテン=サン、とうとうニンジャ真実に気付いてしまったか。
https://twitter.com/huruya0426/status/984025542142971905
夕方から吐き気が止まらない私のためにやってくれてると思われるNHKのガッテン見てる(´Д` )
— あざこ (@mangagaareba) 2018年4月11日
ストレス軽減のために呼吸数を減らすことが有効……と。
ストレス抱えている人は自然と呼吸数が増えて体調に変調をきたしやすい、と。
私だーい!
肺ストレッチやろうっと。
ためしてガッテンでPOPPY PAPPY DAYがBGMになってるww#nhk #ためしてガッテン #ポプテピピック
— まこちゃん (@makochan1209) 2018年4月11日
https://twitter.com/hanu811824/status/984026844906311683
https://twitter.com/hanu811824/status/984027158388625410
肺ストレッチ 呼吸回数が減少、体がポカポカする
— コアラ (@pirorin_koala) 2018年4月11日
・吸う筋肉のストレッチ
腕と背中を前に出して(手のひら内)息を“吸う”、もどして吐く
・吐く筋肉のストレッチ
手を背中の後ろにまわしてのばしながら吐く、もどして吸う
決まった時間に行うとよい。
鼻呼吸、鼻歌ハミングも冷え性によい #ガッテン
そういえばさっきガッテンで呼吸数についてやってたけど、意識してないとなんかイライラして確かに呼吸が浅くて速くなってるみたい(´Д` )
— あざこ (@mangagaareba) 2018年4月11日
意識的に深く呼吸すると呼吸数を減らせるとのことで…トライしてみるぞ。
浅くて速い呼吸は「臨戦態勢」の呼吸なのでリラックスと逆になってしまうのだ。
次回の『ガッテン!』はつやつや美髪!
次回のガッテン!は切れ毛やうねりにお悩みの女性に朗報!つやつや美髪を手に入れる方法を大公開!4月18日(水曜日)放送予定。
前回の『ガッテン!』は「まとめSP」
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