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反響要約「NHK ガッテン(ためしてガッテン)」▽大腸内視鏡検査と青い液体。発見率をUPする方法ほか【2016年10月26日(水曜日)放送内容】



ガッテン!「大腸内視鏡検査でがんを防ぐには?」

2016年10月26日(水曜日)よる7時30分からNHKにて放送された「ガッテン!(ためしてガッテン)」は、大腸がんにならないための対処法について。

今年、罹患率がついに1位となった大腸がん。2位の胃がん、3位の肺がんを抜き、毎年約5万人が大腸がんで死亡しているという…。今回はいかにして大腸内視鏡検査で癌の発生を防げば良いのか?その方法が紹介された。

ガッテン番組データ

【放送日時】 2016年10月26日(水曜日)よる7時30分(45分)
【放送局】 NHK総合(NHK G)
【番組副題】 大腸がんにならないぞSP
【司会】 立川志の輔 小野文惠(アナウンサー)
【スタジオゲスト】 山根千佳 つるの剛士(奥様の友達の女医に内視鏡検査を受けたことがある) 島崎和歌子
【テーマ曲】 椎名林檎『ジユーダム』
【ナレーター】 山寺宏一

大腸内視鏡検査が美容に効く?

番組のインタビューを受けた佐藤さん(仮名)。父親が大腸がんになったことをきっかけに佐藤さん自身も検便による検査を受けた。

ところが結果はまさかの要精密検査(陽性)だった。

不安な気持ちで大腸内視鏡検査を受けると結果は「異常なし」だった。

ホッとした佐藤さん。しかもなぜかしつこかった便秘まで治ったという…。

また、別の女性は検査を境にニキビが出にくくなり肌に艶が戻ったと話した。

なぜ大腸内視鏡検査で便秘が治るのか?

便秘の専門家、水上健さんによると「あまり知られていないが、内視鏡検査をするとそれをきっかけに便秘が良くなるという人が多い」と言う。

久里浜医療センターの、水上健先生によれば日常生活で出来た硬い便が溜まり、そこにまた硬い便が詰まる悪循環があり、慢性的な便秘になってしまう。

さらに人の腸の形は、一人ひとり全く違い中には腸管がぐるりとねじれ気味の人もいるため、便がたまりやす場所ができている。

内視鏡検査をすると、強力な下剤をかけて一度腸内の便を空っぽにリセットするため、便秘の悪循環を取り去って便秘を良くするのだと言う。

大腸カメラで大腸がんにならない体を手に入れる?

大腸がんのスペシャリスト、石川秀樹先生。

大腸カメラを入れた時に、ポリープが見つかった場合は青い医療用の染料(食用の着色料と同じもの)をポリープにかけてその表面の模様を観察する。(青い染料は表面の模様がより浮き出て見える)

同じ良性のポリープでも表面の模様に違いがあり、ポツポツとしたイボ状の模様だと将来もガンにはならないため放置しておいても大丈夫だと言う。

一方、表面に脳味噌状の うねうね模様が出ている場合は将来癌になる危険のあるポリープ(腺腫・せんしゅ)のため、その場で焼き切ってしまうという。

大阪府の高橋さん(仮名・70代)は「リンチ症候群」という癌になりやすい体質の持ち主。今まで大腸がんを2回、胃がんを2回、肺がんを1回経験し手術は5回も経験していた。

定期的に受けている大腸内視鏡検査で、今回もポリープが見つかった……。青い液体をかけて表面を調べると「線種」と呼ぶ将来癌になる危険なポリープだったため、その場で焼き切った。

こうして高橋さんは大腸がんに関しては少なくとも5年間は心配し無くて済む。青い染料によってポリープの種類がよく判り助かっていると言う。

がんに成長する良性ポリープとは?

京都府立医科大学特任教授の、石川秀樹先生がスタジオに登場。同じ良性のポリープでも、将来がんになるタイプとならないタイプが有るという。

  • 良性ポリープ(線種なし)… 50歳以上で良性ポリープに線種が見られない人はもともと大腸がんになりにくい体質である(ただし若い時には線種が出にくいため若い人の場合は判断は出来ない)
  • 良性ポリープ(線種あり)… 線種とは腫瘍のこと。小さいながらも将来ガンに成長する”ガンの芽”のようなもの(線種ができやすい体質の人は次々とポリープができやすいため1年から3年おきに大腸内視鏡検査を受ける必要がある)

人間ドックを受けに来られる人たちは日常普段から健康に気をつけている人が統計的に多いため検査をしても数割しか線種が出ない。

しかし情報に疎く、まったく健康を気にしていない人でお酒、タバコ、運動をしない人の中には半分くらいの人たちで線種を持っていると思われると石川秀樹先生。

特に「お酒」と「タバコ」は線種を出来やすくするという。

「線種はありましたか?」と尋ねるのがコツ

大腸内視鏡検査を受けた後、多くの先生は「良性ポリープを取りました。」という説明はするが、線種があったか無かったかまでは伝えないことが多い。

自分が大腸がんになりやすい体質なのかを知るためにこれからは「先生、線種はありましたか?」と聞けば、より自身の大腸の状態を知ることが出来るという。

徹底解説!あなたが大腸がんにならない方法とは?

線種は、遺伝だけではなく生活習慣によっても発生する。

一番線種ポリープができやすい生活習慣は・・・

  • 飲酒
  • タバコ
  • 運動不足

の三大要素。特に運動はとても大切で、「大腸がんは、運動で減らすことが出来る数少ない癌のひとつ」だと石川秀樹先生。

ジョギングや水泳など体を動かすと、腸が柔軟に動くのでポリープができにくくなるという。

また、石川秀樹先生の病院の患者さんの中で社交ダンスをしている人は結果がとても良かった。

アスピリンが大腸がんを予防する!?

石川秀樹先生によれば、アスピリンが大腸がんを予防するのはほぼ間違いない

と話した。線種ができやすい人であればアスピリンを4年位飲むとかなり大腸がんになりにくい体質になるという。

(※ただしアスピリンは実用化に向けて現在研究中のため、自己判断は危険とテロップあり)

大腸がん先進国「アメリカ」

かつてアメリカでは大腸がんで毎年10万人が命を落としていた。

そこで、スローンケタリング記念がんセンターのアンザウバー教授がリーダーとなり内視鏡検査を全米でPR。50歳から64歳は検査料を無料化した。

そのキャンペーンの結果大腸がんを予防でき、かつての3分の1までに――。

内視鏡検査による線種の除去は大腸がんを防ぐためには最も効果的だと言う。

便潜血検査のコツ?

公的機関等で行う大腸がんのポピュラーな検査方法が「便潜血検査(検便)」。現在最も手軽な方法だ。陽性なら、大腸内視鏡検査を行う。

しかし実は季節によってがんの発見率が違うことが専門の研究チームによってわかったと言う。

夏が最も発見しにくく、冬がもっとも発見しやすい…。

これは検便後の便の保管方法が原因。気温が高い夏は血液がたとえ付いていたとしても分解が進んで正しい結果にならないことがあるという。

夏は、(厳重に密封後)冷蔵庫にいれるか、保冷剤と一緒に保管するのが良い。ただし冷凍庫はNG。なので注意。

便潜血検査をより確実にするために…

1回の便潜血検査でがんを発見する確率は45%。現在は2日に分けて2回取るようになっているため、2階で70%まで発見率が上昇する。

さらに、2年目を受ければもう2回追加され発見率は91%に上昇する。その後も3年、4年、と受ければ受けるほど100%に近づいてゆく。

しかも、大腸がんは進行は数年単位のため、このように毎年毎年続け発見率を上げつつ受けてゆくことが便潜血検査を効果的に受ける最大のコツだと言う。

内視鏡検査の痛みについて

内視鏡検査といえば、痛い苦しいというイメージがある。

そもそも大腸内視鏡検査が痛いのは、カメラが腸の壁を押してしまうから…。

カメラが痛いと感じると腸は緊張して収縮しさらに壁にあたって痛くなると言う。

検査で緊張をすると腸も閉じ気味になってしまうので、目を閉じリラックスしながら検査を受けると検査の不安が取れやすくなり腸も開いてくれると言う。

大腸内視鏡検査の料金については?

大腸内視鏡検査の料金については…

  • 保険適用(検査で陽性または症状がある場合) … 7千円~3万円(3割負担)
  • 自由診療(症状がない場合) … 3万円~9万円

詳しくは、日本消化器内視鏡学会のHPを参照のこと。

日本消化器内視鏡学会のHP

ガッテン!反響ツイート

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次回のガッテン!は…

次回のガッテンは、東京大学が密かに研究していた腰痛の新治療法について。”腰痛”終結宣言スペシャルを放送予定。東大式「腰痛治療法」。11月2日(水)よる7時30分。

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