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要約「ガッテン!(ためしてガッテン)」▽毛細血管の仕組みや減らさない方法「その場スキップ」ほか【2016年7月13日(水)放送内容 NHK】



ガッテン!「毛細血管ケア特集」

2016年7月13日(水曜日)よる7時30分から放送された「ガッテン!(ためしてガッテン)」は、毛細血管について。

体の99%は毛細血管でできている。健康や若さを保つには毛細血管がいつまでも丈夫で数多くある方が良い。今回は毛細血管を保つ秘訣や運動法が紹介された。

ガッテン!番組データ

【放送日時】 2016年7月13日(水曜日)よる7時30分(45分番組)
【放送局】 NHK総合
【サブタイトル】 アンチエイジングの新常識 若さと健康のカギは毛細血管【司会】 立川志の輔 小野文惠(NHKアナウンサー)
【スタジオゲスト】 和田アキ子 大島麻衣 笑福亭笑瓶
【ナレーター】 山寺宏一

人間は毛細血管の塊?

私達の体は全身の99%が毛細血管が張り巡らされている。

大阪大学大学院基礎工学研究科の、鈴木貴教授によれば一人の人間にある毛細血管をつなぎあわせてみると、10万kmにもなる。(=地球2周半)。

動脈などの血管はそのうちの1%程度。毛細血管の太さは、動脈の1000分の1以下。

ためしてガッテンから、22年間続いているが今回初めて毛細血管を取り扱う。

毛細血管の役割

毛細血管の役割は、例えば肺では酸素と二酸化炭素を交換している。そのため肺の内部にも毛細血管はびっしりぎっしりと詰まっている。

自治医科大学分子病態治療研究センターの、西村智教授の特殊顕微鏡を使えば、毛細血管に流れるヘモグロビンが観察できる。

この顕微鏡で、毛細血管を観察すると体の隅々でヘモグロビンなどが流れている健気な様子が見て取れるのだ。

自ら生える毛細血管

毛細血管は、体の中で酸素が足りない部分を見つけると、自らを伸ばして新しい血管を作る働きをしている。

しかし、老化によって毛細血管の量は減ることもわかっている。20代に比べて、60代から70代の世代では毛細血管の量は4割も下がっている。

中でも顔の皮膚の毛細血管の量が減り、シミやシワが増えてしまう。その他にも、肺や脳の血管が減り様々な症状が現れる。これは一般に「老化現象」と言われる。

毛細血管スコープ登場

スタジオに毛細血管を見るための特殊な装置が登場した。「毛細血管スコープ」は、大阪大学が開発したもので、ためしてガッテン初お目見えとなる。

測定器メーカーの社長、武野團さんが解説した。

薬指の爪の下あたりを観察すると、リアルタイムで血管なかを観察可能。

スタジオの和田アキ子(数値1035:男性の平均値より上)や笑福亭笑瓶(数値1112:平均値より上)が毛細血管を観察。細い血管がよく見える。

毛細血管大調査!

  • (調査協力)
  • 髙倉伸幸(大阪大学微生物病研究所 教授 リーダー)
  • 増田大作(大阪大学大学院医学系研究科循環器内科学 特任教授)
  • 中根和昭(大阪大学大学院医学系研究科保健学 准教授)
  • 新谷歩(大阪大学大学院医学系研究科臨床統計疫学 教授)

番組では、たくさんの人に協力してもらい血管を見る実験が行われた。中には、血管の血液が流れなくなり管だけで見えなくなった状態の「ゴースト」になっているものもあった。

血管は血液が流れなければ、死んで血管がなくなってしまう。

毛細血管+壁細胞の構造

毛細血管は、細胞がひとつひとつ繋がった構造をしている。その周りには「壁細胞」があり、血管の外側から補強し構造強化している。

また、周りの細胞に酸素や栄養を届けるため適度に血液が漏れるように設計されている。

しかし、様々な原因により壁細胞が剥がれてしまいそこから血液が漏れると、その先の血管には血液が流れなくなる。そうするとそこから先の血管が死んでしまう事になる。

その原因は……。(スタジオに登場した、髙倉伸幸さん(日本血管生物医学会理事長)が解説)

  • 毛細血管劣化の原因(1)… 加齢に伴う細胞の寿命
  • 毛細血管劣化の原因(2)… 血糖値やコレステロールの上昇が血管の細胞にダメージを与える

毛細血管が劣化していることがよく分かるのは、「むくみ」。顔や手足にむくみができるという。

内臓の毛細血管が漏れると起こる病気

内臓の毛細血管が漏れると起こる病気には……

  • ぜんそく … 肺の内部の毛細血管が漏れると起こる
  • 糖尿病性網膜症 … 網膜の毛細血管が漏れて失明
  • 認知症・アルツハイマー病 … 脳の血管から神経細胞に害のある物質が漏れる

血管を見る技術が進んで、毛細血管はかなりもろいことがわかってきた。

また、新たに血管を伸ばす「血管新生」というメカニズムもわかってきたという。

どうすれば毛細血管を伸ばすことができるのか?

一番重要なのは血流を増やす

血管の細胞は血流が生まれるとその流れに沿って細胞同士をより強くくっつけて血液が漏れないようにする。

そのため、やはり血管には血液の流れ「血流」が必要になる。

お風呂

鄭忠和(ていちゅうわ)先生(獨協医科大学)のお薦めはお風呂。

入り方は、自分が一番良いと感じる温度で10分間肩までしっかりつかる。

ウォーキング

3分ゆっくり、3分早歩きを交互に。毛細血管が増える。お風呂よりも効果的。

スキップやかかとの上げ下げ

ウォーキングよりもっと効果が高いのは、「スキップ」。

第2の心臓と言われるふくらはぎのポンプ機能を使う。

大人がスキップするのは恥ずかしいので、「その場スキップ」をする。

部屋の中でその場で1度に20回、朝昼晩の3回行う。

特に座り作業をするサラリーマンには効果的。

血管若返り注目食材

現在食べ物で血管の若返りが出来たら?という夢の研究が続いている。

資生堂ライフサイエンス研究センターの、加治屋健太朗博士が研究するのは、「ケイヒ」。

ケイヒエキスは香辛料のシナモンのこと。200種類の食品を調べたけっかケイヒにたどり着いたという。

金沢医科大学総合内科学の、赤澤純代准教授の診療にもシナモンが漢方薬として利用されている。ただし少しの量でOK。食べ過ぎには注意。

以上、『要約「ガッテン!(ためしてガッテン)」▽毛細血管の仕組みや減らさない方法「その場スキップ」ほか』でした。

ガッテン!反響ツイート

https://twitter.com/Pf_Skater/status/754001910273671169

次回の「ガッテン!」は…

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前回の「ガッテン!」は…

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