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ためしてガッテン 放送まとめ『セキと危険な痰』チェック法や危険な痰の見分け方について【2016年2月3日放送要約】



ためしてガッテン・咳と痰

2016年2月3日放送の『ためしてガッテン』は、咳の止め方&見分け方。寝られない辛いセキを止めたい。ある身近なものでセキを止められるという。その正体はハチミツ。小児科医の西村龍夫医師は医院でも処方していて粘膜の保護作用がある。また痰についても危ない痰を色でチェックする方法を紹介。

ためしてガッテン出演者情報

【番組副題】 あなたのセキをチェック!セキの止め方&見分け方スペシャル
【司会】 立川志の輔 小野文惠(NHKアナウンサー)
【レギュラー解答者】 山瀬まみ
【ゲスト解答者】 大沢あかね 竜雷太(マスクに筋肉用のスプレーをして寝るとセキが止まる気がする※真似をしないでください!と番組注意)
【ナレーター】 生野文治

実は動物たちもセキをする

「まちだリス園」を尋ねた番組。園長の樋口健治さんが案内した。

三日間粘ってモルモットのセキを撮影することに成功。「ケホッ、ケホッ」と可愛い咳。犬もとある獣医にて撮影に成功。「くホックホッ」と乾いた咳。

鹿の咳は「ゴホッゴホッ」と人間に近く、オカメインコの咳は「ケッケッ」と短め。

咳をするのは哺乳類と鳥類のみ。

蛇などは咳をする仕組みがない。

人間の咳のメカニズム

私たちは「横隔膜」によって呼吸している。

息を吸うと横隔膜が膨らみ、吐くと縮む。

病原体が気道に入ると、喉の粘膜にくっつく。

そしてセンサーが働いて、喉の蓋を閉じ同時に横隔膜を縮まらせて気道の圧力を高める。

圧力が高まったところで喉の蓋を開放し、「ゴホッゴホッ」とせきを出す。すると衝撃で病原体が体外に出るという仕組みとなっている。

番組のMディレクターが「埼玉県済生会栗橋病院(横隔膜レントゲン動画撮影)」「立正佼成会附属佼成病院耳鼻咽喉科・中村健大 医師」にて咳が出る瞬間の映像を、自分の体を使って撮影に成功。

咳が出る喉の撮影は世界で初とのこと。声門が動く鮮明な映像が撮影された。

また、咳は風速17mあり、強烈な勢いのおかげで異物を吹き飛ばすことができるという。

大丈夫なセキと危険なセキの見分け方

(VTR登場医師:佐藤直樹(日本医科大学武蔵小杉病院))

(VTR登場医師:内藤建晴教授(藤田保健衛生大学病院))

(スタジオ登場医師:木田厚端(日本医科大学))

たん(痰)はとても大切な役割がある。気道に入った異物を取り除くおかげで体内にウィルスなどが入らない。

今回は、番組に登場した森川さんの例をとって痰の色によってセキを見分ける方法が紹介された。

森川さんは73歳。去年の冬しつこいセキに悩まされた。

最初は風邪をひいたのだろうと思い熱はなかった。すぐ治まるだろうと思ったが、市販の咳止め薬の効果はなく、10日目には夜中に激しく咳き込むようになった。身体を起こすとセキはおさまり眠れなくなった。

森川さんは「泡状のたん」が出ていた。

肺に水がたまり(肺水腫)痰として排出して少しでも楽になろうとする結果泡状のたんが出ていたという。

肺に水がたまる仕組みは、夜横になり心臓に戻ろうとする血液が、心臓が弱っているために戻れず肺に溜まった状態。血液が肺に貯まると圧力が高まり肺胞に水が貯まる。

  • 透明 … 健康・正常 (1日100ccの痰は健康な人でも作られている)
  • 泡状 … 心不全 (心臓で処理出来ない血液が肺にたまり、肺胞に水分をためてゆく。ピンク色のこともある。救急車を呼んだほうがよい)
  • 黄白色(朝たんの塊が出る) … 蓄膿症の大量の鼻水が気道に入ったのが原因・後鼻漏 (耳鼻科のクラビットという薬で治った(植木奈緒子さん・NHKアナウンサー、担当医は内藤健晴 教授))
  • 緑色 … 重い気管支の炎症、気管支肺炎、気管支拡張症
  • 錆色 … 肺炎球菌性肺炎
  • 白に赤い点 … わずかに血が混じっている。肺がん、肺結核など

医師がセキを見分ける場合、3つ頭にあることが多い。それは…

  • ぜんそく
  • 後鼻漏(こうびろう)
  • 胃の病気(逆流性食道炎・胃食道逆流症)

また、痰が伴うセキは止めてはいけない。SOSのサインである。

てきめん!たんを楽に出すスゴワザ

(VTR登場医師:玉木彰(兵庫医療大学))

開発した玉木彰教授が説明。

今まで広く行われてきたのが「ハフィング」という方法。強く「はっ!」と息を吐くやりかた。しかしこの方法は強い力が出ない。

そこで、玉木彰教授が考えたのが、「パフィング」。

  1. しっかり大きく吸う
  2. 「ぱッ」という形で開放する

現在、兵庫県の神鋼記念病院で患者さんへの指導が行われている。「パフィング」で痰を出せば喉が痛くならないという。

風邪のセキを和らげる「はちみつ」の使い方

ハチミツは1回につき小さじ2杯程度にする。お湯で半分程度に薄めてスプーンで少しずつ飲むとよい。と紹介された。

1歳未満の赤ちゃんには使用してはいけない。

また、コーヒーに小さじ2杯程度のハチミツが良い。カフェインとのタブル効果が期待できる。

次回の「ためしてガッテン」は…牡蠣

次回のためしてガッテンは、2月10日(水)放送。朗報!「牡蠣」の安全で美味しい食べ方。

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