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【放送要約】ためしてガッテン「今回は頭痛がテーマ…頭痛薬は痛くなってからでは遅い?痛くなる前に飲んで視床を保護しよう!頭痛体操ほか」【2015年10月14日放送 NHK】



きょうの「ためしてガッテン」のみどころは?

2015年10月14日(水曜日)よる8時から放送された「ためしてガッテン」は、頭痛。頭痛薬は痛くなる前に飲む?一般の頭痛薬が効かなくなる仕組み(アロディニアなど)体験談と予防薬を処方して貰う方法や治療法を紹介―。

目次

ためしてガッテン出演者一覧

【司会者】 立川志の輔 小野文恵

【レギュラー解答席】 山瀬まみ(小学校の時に片頭痛を体験)

【ゲスト解答席】 島崎和歌子(たまに頭痛を体験) ビビる大木(片頭痛で仕事を今年休んだ)

【ナレーション】 生野文治

頭痛と人類の歴史

頭痛の悩みは歴史も長くエジプト時代にはワニの置物を頭に乗せたり、19世紀の中世では頭に穴を開けて悪魔を追い出すおまじないのような手術などがあった。

科学は進歩して1899年にはアスピリン、2000年にはトリプタン(2007年1月17日放送「初公開!頭痛の新常識」)という新薬が開発され今現在も使用されている。

今回(頭痛がテーマの放送では)5回目を迎える「ためしてガッテン」はそもそも頭痛を起こさせないようにする方法を科学の力で解消するという。

片頭痛が起こる仕組み

片頭痛は頭痛の中でもよくあるもの。

片頭痛の原因は脳の血管が広がって、その血管に巻き付いている神経を刺激することで起こる。

脳の視床という部分が「痛み」を感知して実際の痛みを起こす仕組み。

頭痛薬は、視床へ伝達される痛み信号をブロックして実際の痛みを起こさないようにしている。

頭痛経験談1 横山さん(21)の場合

頭痛経験者が自らの症状を語る。

始まりは中学生の頃、片頭痛に悩まされていた。最初は市販の頭痛薬で治っていたがそれも次第に聞かなくなってしまい、保健室に行ったり学校を休みがちになる。

一般的な頭痛薬を飲むうちにやがてどんな薬でも効かなくなった。

頭痛経験談2 佐々木さん(54)の場合

体験談二人目の佐々木さんも頭痛はどんどんひどくなり一般的な市販薬はもちろん病院で処方される薬「トリプタン」までも聞かなくなってしまった。

そのため月の半分は寝込むようになり仕事も休みがちになってしまう。それが3年も続いた。

頭痛薬が効かなくなる原因とは?

頭痛薬が効かなくなるのは、視床が常に痛み信号に晒されている場合、たとえ薬で痛みをブロックしても今までの痛みのせいで視床がボロボロになり痛みは止まらない。

片頭痛の人の脳に何が起きているのか?

埼玉医科大学の山口智博士(菊池友和鍼灸師)に実験協力を依頼して、片頭痛の人の脳内に何が起きているのかをMRIで詳しく分析した。

東洋医学で使う細い針を使って刺激してやると視床が常に活動していることを画像で見ることが出来た。

この常に高い血流の活動のせいで頭痛が起きていると判断された。

アロディニア

「アロディニア」は片頭痛が重くなると出てくる症状で、頭痛の人は帽子を被るだけで痛かったり、化粧をするだけで痛みが出るという。

アロディニアとは、普通なら感じない皮膚に触れた感覚でも刺激を痛みとして感じてしまう症状。

なぜ視床がボロボロになってしまうのか?

なぜ視床がボロボロになってしまい、頭痛薬が効かなくなるのでしょうか?

それは「頭痛が起きて痛くなってから飲む」のを繰り返すため。

痛みがあってから頭痛薬を飲むと言うことは、最初の1回は視床に痛みが伝達されてしまっているということ。

「痛い⇒飲む」「痛い⇒飲む」「痛い⇒飲む」を繰り返すことでやがて視床がおかしくなってしまい、薬も効かなくなってしまうと考えられる。

こうなったら視床を休ませるためになんとかしないといけない。

痛くなる前に「薬」の発想「予防薬を処方して貰うには?」

(埼玉医科大学 神経内科 教授 荒木信夫さん)

そこで「痛くなる前に予防薬として飲む」事が新しい治療法。

そのためには視床に信号が伝達する前に予め薬を飲んで置く。

視床に最初の一度も痛み信号が伝達されず、視床の機能を休めさせて回復するという。

荒木信夫先生がスタジオに登場、予防薬について解説した。

この治療に使う薬は一般に市販されている頭痛薬ではない。(トリプタンやアスピリンではない)

片頭痛専用の予防薬を使用する。

この薬は頭が痛くなくても定期的に飲むもの。(毎日2回から1回)これを使うと頻繁な頭痛がだんだん治まってくると言う。

近年頭痛のメカニズムが解ったため開発された。「おおもとを断とうという治療法、通常は2ヶ月くらい飲まないと直らない」

予防薬が勧められる人

予防薬が勧められる人の条件は以下のように紹介されました。

  • 強い痛みが月2回以上起きる
  • 日常生活に支障をきたす
  • アロディニアがある人(トリプタンや市販薬の飲み過ぎで視床が麻痺している人)

これらの場合は、専門の病院(頭痛専門外来・神経内科・脳外科など)を診察する。

caloo.jp

ただし頭痛の回数が月に1回や1回でも軽い場合、市販の鎮痛剤やトリプタンで良くなる人はあまり心配しなくても良い。

予防薬はある程度「視床」が回復したあとは、服用をやめても大丈夫になる患者さんも多い。

視床が回復してゆくのでゆっくり様子を見ながら服用するとよい。

超簡単!頭痛にならない頭痛予防法

頭痛の診療ガイドライン「慢性頭痛の診療ガイドライン2013」が登場。予防薬以外にも頭痛を起こらなくするための情報が満載。

坂井文彦 先生(埼玉精神神経センター長)が解説。

片頭痛の重症度は中指を頭の後ろの生え際を押した時に痛みを強く感じる人は片頭痛持ちに多い。

頭痛診療のコツと落とし穴 (Pitfalls & knack)

頭痛診療のコツと落とし穴 (Pitfalls & knack)

 

頭痛体操(1)

顔は正面を向いたまま、両腕を上げ広げ、足を肩幅に。背骨を軸にぐるんぐるんと体をねじる運動。(イヤイヤをするような感じ)

この運動はストレッチ作用があり視床に行く信号が活発になるので良い。2分程度行うと頭痛に効く。(非薬物療法)

ただし、頭痛がある時には決して行わない。(余計に悪くなる)

頭痛体操(2)

両腕をリュックを背負う時のように前にぐるんと回す。

さらに逆まわし(服を脱ぐように)をするとよい。(6回ずつ行う)

針治療で片頭痛治療

現在針を使った治療でも難治性の頭痛に対して予防効果があるという。神経を刺激すると痛みの伝わりやすさが抑えられだんだん痛みが取れてくる。通院は週2回で良い。

頭痛ダイアリーをつけると頭痛が起きやすいタイミングがわかる。そのタイミングにあわせて予定をつくって外に出かけたりすると良くなった。

「暑い時に起きる」⇒「暑くないところに行く」、「人混みに入ると片頭痛が起きる」や印「人混みをさける」、「チョコ、ワイン、チーズの食べ過ぎ」⇒「チョコを避ける」など。

「強い光」⇒「強い光を避ける」

頭痛ダイアリーは日本頭痛学会のサイトからダウンロードできる。

日本頭痛学会(頭痛ダイアリーダウンロードのページ)

ためしてガッテン関連ツイート

https://twitter.com/nzkimi/status/654259360659476482

次回10月21日(水)のためしてガッテン

次回のためしてガッテンは、ぬめりが命の「なめこ」。ぬめりだけスープ、ぬめりなしなめこなど!

yonta64.hatenablog.com

前回10月7日(水)のためしてガッテン

yonta64.hatenablog.com

ためしてガッテン関連グッズ

NHKためしてガッテン 2015年 11 月号 [雑誌]

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