ガイアの夜明け「新たなプロ」
2016年6月21日(火曜日)よる10時から放送された「ガイアの夜明け」は、一週間でラーメン店をオープンできる「大和麺学校」の取り組み。
また、映像を使い徹底的に職人の技を習得させる社内の左官職人養成機関など。
ガイアの夜明け番組データ
【放送日時】 2016/06/21(火曜日)よる10時(60分)
【放送局】 テレビ東京 系列
【番組副題】 新たな”プロ”の育て方
【ナレーター】 杉本哲太
【案内人】 江口洋介
麺屋 六感堂「渡邊直樹さん」
麺屋 六感堂(東京池袋)。店内はいつも満席で、若い女性客が目立つ。特徴は緑色の自家製麺(塩 グリーン麺 ゆずみつば950円)見た目が綺麗でヘルシーだと人気となっている。
オーナー、渡邊直樹さんが応対した。月商は350万円以上。渡邊さんは、様々な飲食店で働いてきたがラーメンはまったくの未経験。
「1週間でラーメンのプロになれる」という触れ込みの学校に行ったという。
大和的拉麺道「一週間でプロに」
東京品川区と香川県に「大和麺学校」があった。(2000年スタート)
この学校には独自の手法があり、調味料の分量をすべて数値化し、その数字通りに配合するだけで誰でもラーメンのスープが完成するようにカリキュラムが組まれていた。
スープベースの工程でも濃度計を使い数値化、誰がやっても味がぶれない。
この緻密なシステムを考案したのが、校長の、藤井薫さん(68歳)だった。
1回の定員は8人、授業料は38万円。
- 最初はお店に修行に入ることも考えたが、下積み生活から入って…と考えると時間がかかりすぎるので選んだ
- 海外でラーメンを作りたいと受講、(海外からの生徒が非常に多い)
すぐにラーメン店を出せると評判になり、今や教室は、3ヶ月待ちの大盛況となっている。今後は海外にも進出しようとしている。
大和麺学校を運営する、大和製作所はもともと製麺機のメーカー。
製麺機は、グラム数を調整して、全粒粉、米粉など日本中のラーメン店が出す好みの麺を自在に作ることが出来る。
「麺、スープ、飾り付け、マネジメントなど1週間でスタート地点に立てるようにする。あとは、本人の努力やプロ意識がその人達のお店を左右する。」と藤井薫さん。
大和製作所本社
四国、香川県宇多津町。ここに麺学校を運営する大和製作所の本社がある。
創業1975年従業員は約80人。社長は麺学校も担当している、藤井薫さん。藤井薫さんは、川崎重工で航空機などを設計していたエンジニア。
退職後、地元香川で製麺機を作ったところ好評で、現在国内シェアトップになっている。
シンガポール「ラーメンブーム」
シンガポールでは、今、ラーメンブーム。名だたる名店(山頭火、豚骨王など)が数多く進出中。
2016年2月、大和麺学校の藤井薫さんも、シンガポールで麺学校を作ろうとしていた。
日本と同じ設備を用意し、第1期生が授業を開始。日本より短い5日間で基本を教える。
インドネシア、マレーシアなど世界からやってきている。とても意欲が強く要求に全て答えてあげたいと藤井さん。
シアトル「卒業生のお店オープン」
大和麺学校の卒業生が、アメリカワシントン州イサクアという町でラーメン店をオープンした。
店名は「RAMEN BUSHI-DO(ラーメン武士道)」。
オープンを翌日に控え、校長の藤井さんがはるばる訪問した。
店主の、ナンシー・シャさんが大歓迎で出迎える。卒業生の中では一番最初に開店にこぎつけた。つけ麺タイプをメインにして大成功。
今後アメリカやヨーロッパでも麺学校をオープンしたいと藤井さん。
1ヶ月「左官職人」トレーニング
全国の左官職人のおよそ4割が60歳以上(2010年 総務省調べ)。
老齢化が進んでいる。左官の技術を一通り覚えるのに10年位かかると言われている。
そこで、1ヶ月で左官職人になれるようにするトレーニングプログラムが始まっている。
「原田左官工業所(およそ左官職人50人)」の社長、原田宗亮さん(42歳)が運営する社内左官育成機関。
ビデオを使う科学的な方法で熟練職人のワザを映像で理解し徹底的に繰り返す。時にはスマホに映像を持ち出し、自宅でもトレーニングする。
女性職人「初めての大仕事」
入社3年目の女性左官職人、高橋愛美さん(24歳)。8人の女性職人が居るのは珍しいという。
今回、初めて高橋愛美さんに大きな仕事を任せてみることに。高橋さんは、デザイン関係の学校を卒業した後、テレビで見た左官職人の特集を見てこの世界に入ったという。
仕事内容は、新井庸義さんの会計事務所をデザイン。女性らしい花びらの壁のデザイン。
一人で任されクライアントにも褒めてもらえた、髙橋さん。「褒められる仕事ができたと」笑顔になった。
ガイアの夜明け反響ツイート
今日のガイアの夜明けはあの麺学校。
— TAJIMA (@TAJITAJIMAramen) 2016年6月21日
ラーメンをパッケージ化。
考えさせられますね。
ガイアの夜明け:新たな“プロ”の育て方2016/06/21
— テレ東BIZ (@txbiz_ondemand) 2016年6月21日
「まずは皿洗いから」「技は教えない、目で見て盗め」…。たたき上げで育てられてきた新入り職人。プロになるまでには、#ガイアの夜明け #ビジネスオンデマンドhttps://t.co/ieME6kzxms
https://twitter.com/nisiton24/status/745275095589871616
今日の『ガイアの夜明け』に登場したラーメン学校、一週間で一人前に育てるってんで凄かった。卒業一ヶ月で開業して今やオーナー繁盛店とか実際あって。実習の場面では徹底的な計量・計測と数値化が印象大けど、それ以上にあの校長だな。圧倒的な知識と経験に基づく最適な指導。感服した。
— クワタナオノリ/// (@zoffy) 2016年6月21日
https://twitter.com/koushobo/status/745432939823931393
「ガイアの夜明け」いかがでしたでしょうか?
— ENGLISH T-STAR (@TSTARNO1) 2016年6月22日
わたしも「教える」事業をしていますので、通訳しながらも、学んでいることが沢山ある大和製作所です。
チョット写ってましたね(^。^) https://t.co/XdjUA3N164
https://twitter.com/mukina110619984/status/745463030939455488
ガイアの夜明けの1週間でラーメン屋開店のノウハウ叩き込む学校を観て出勤。授業料は35万だかそこらだった。佐野実さんだったらガス台の火すらつけさせてもらえなさそうな短期間だけど、それでちゃんと開店して成功してる方も。https://t.co/kY1F2y5S9i
— 徳川龍之介 20時までの短縮営業中 (@binbinstory) 2016年6月22日
ガイアの夜明けに原田左官さんが紹介されていた。そいえば、じゅん散歩にも出ていたなww
— セーチン (@seinakan_2010) 2016年6月22日
昨晩の「ガイアの夜明け」、ラーメン教室がおもしろかった。海外に寿司店を数ヶ月で起業できる教習コースがあるらしいが、あれのラーメン版か。そういえば、茨城大勝軒のオーナーも池袋での修行は数ヶ月だったらしい。
— 月丸 (@tsukimaru123) 2016年6月22日
このブログのガイアの夜明け
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