yonta64のテレビ番組ブログ

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【反響要約】NHK 総合診療医ドクターG「ずっと肩が痛い」▽最終診断は「副腎にできた巨大な褐色細胞腫からの関連痛だった?」【2017年7月19日(水曜日)放送内容】

総合診療医ドクターG「ずっと肩が痛い」

2017年7月19日(水曜日)放送の『総合診療医ドクターG』は「ずっと肩が痛い」。近所の整形外科で湿布をもらったが治らない肩の鈍痛。

最終診断は「褐色細胞腫」による副腎にできた巨大な腫瘍が肝臓の膜を圧迫、これによる関連痛で肩(背中)に痛みを引き起こしていた。

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総合診療医ドクターG番組データ

【放送日時】 2017年7月19日(水曜日)よる10時25分(50分)
【放送局】 NHK総合
【番組副題】 ずっと肩が痛い
【司会】 浅草キッド(玉ちゃん 水道橋博士
【スタジオゲスト】 ハイヒール・リンゴ 松田丈志(元 競泳日本代表 オリンピックメダリスト)
【ドクターG】 川島篤志(かわしまあつし・市立福知山市民病院総合内科)
【書記】 片岡祐(市立福知山市民病院・医師)

今回のドクターGはこんな内容――

  1. 数ヶ月間ずっと肩甲骨周辺が痛い(鈍痛)
  2. 腰を叩いたり、腹圧がかかったりすると「冷や汗が出て嘔吐」してしまう
  3. 研修医たちは最初「大動脈解離」「心筋梗塞」を疑うも症状の進展がゆっくり過ぎることに気がつく
  4. 最終診断結果は「褐色細胞腫(かっしょくさいぼうしゅ)」だった

ドクターG「川島篤志」先生

今回の症例を解決したドクターGは、京都市福知山市民病院総合内科の 川島篤志先生が登場。

市立福知山市民病院は、人口8万人を擁する福知山市の拠点病院。

近くの病院に行ったがなかなか診断がつかないなど、かかりつけ医より紹介されて希な症状の患者たちがやってくる。これ以上病院巡りをさせるわけにはいかないという思いで日々、診察・治療にあたっている。

今回の研修医たち――

難解な症例にチャレンジした研修医は以下の通り――

  • 【研修医】  井土 哲志(いづち てつじ) … 公立陶生病院(愛知=とうせいびょういん)
  • 【研修医】 酒井 愛 … 湘南藤沢徳洲会病院(神奈川)
  • 【研修医】 伊佐敷 頌太(いさしき しょうた) … 市立奈良病院

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再現ビデオ「里山陽子さん(49)」

主訴「ずっと肩が痛い」――

里山さんは専業主婦で母の介護中。母をおぶって移動させる等の肩を使う動作を日常的に行っていた……。数ヶ月前より肩の鈍痛があり時々吐き気や冷や汗をかくようになったという。

一人で診察室を訪れた。

  • ずっと肩が痛くて夜も眠れない
  • 湿布などの筋肉痛の薬は全く効かない
  • 右側肩甲骨の辺りが痛い、今まで経験したことがない
  • 鈍い痛みがずっと続く
  • 二ヶ月前から痛みが出た。二ヶ月前に母の引っ越しがあり翌日全身筋肉痛に……
  • 右の肩甲骨の痛みは、引っ越しの筋肉痛の2,3日後
  • 動かしても痛みは変わらない
  • 1ヶ月半前プールに通って痛みをほぐそうとしたが効果なし。プールには今も通っている
  • 深呼吸の胸の痛みは無し
  • 肋骨の痛み無し
  • 背骨の痛み無し
  • 来院前日には、娘に肩たたきをしてもらっている最中に吐き気を催しトイレで吐いてしまった。
  • 生理痛が重いため、普段からピルを飲んでいる
  • 1週間前には母が転びそうになり、焦って母を支えた時に突如冷や汗と強い吐き気があった
  • 心音、呼吸音、異常なし

再現ビデオを見て出てきた病名は?

不安定狭心症(ふあんていきょうしんしょう)

井土先生の最初の診断。

不安定狭心症は、冠動脈にコレステロールなどが溜まる動脈硬化が原因で、心臓の筋肉(心筋)が一時的に動かなくなる病気。

血管の詰まりが解消すると回復するが、この病気は何度も繰り返した場合、急性心筋梗塞に発展する事がある。

主な症状は――

  • 胸痛
  • 背中の痛み
  • 呼吸困難
  • 吐き気
  • 冷や汗
  • めまい

など、急性心筋梗塞と似た症状が出る。

里山さんの症状と合致しない点は?……主訴が胸痛ではない。また、症状の経過が長過ぎること。(不安定狭心症ならば、もっと急速に悪化する)

大動脈解離(だいどうみゃくかいり)

研修医、酒井先生の最初の診断。

大動脈解離とは、心臓から出て下腹部まで走っている太い血管の内側の膜が裂け全身への血流が滞る病気。

ほとんどの場合、胸や背中に激痛が起きる。乖離が起きる場所によっては命に関わる病気。

里山さんの状態に合致しない点は?……急逝発症ではなく、里山さんは慢性的に痛みがあるところ。(大動脈解離ならば、もっと急速に悪化する)

急性心筋梗塞(きゅうせいしんきんこうそく)

伊佐敷先生(研修医)の最初の診断。

急性心筋梗塞とは、心臓の周囲の血管が詰まることで心臓の筋肉(心筋)が死んでしまう病気。

心筋が死ぬと、心臓が動かなくなる。

主な症状は――

  • 胸痛
  • 背中の痛み
  • 呼吸困難
  • 吐き気
  • 冷や汗
  • めまい など

里山さんの症状と合致しない点は?……2ヶ月間ずっとこれらの症状が続くことはあまりない。(もっと急速に悪化する)

ドクターG解説「関連痛とは?」

関連痛とは、本当は心臓に異常が起きているのに、心臓に痛みが出ず神経が繋がった別の場所に痛みが出ることを言う。

また人間は、皮膚の痛みには敏感に感じるが、内臓の痛みには鈍感になる。そのため内臓と皮膚の痛みが同時に起きると皮膚の痛みしか自覚できないことがあるという。

(※里山さんの場合は、副腎が肥大し肝臓を圧迫、肝臓に繋がった神経から背中に痛みが出たと考えられる)

ドクターG解説「冷や汗」は死に至る?

医療の現場では「冷や汗」はとても重大な病気が隠れていることを表しているという。

医師も看護婦も患者が冷や汗を訴えたらこちらも身構えなさいと教えられているとドクターGの川島先生は言う。

冷や汗を伴う病気には――

  • 急性心筋梗塞
  • 大動脈解離
  • 血栓塞栓症(=足の血栓が肺に詰まる病気)
  • 【稀な病気】褐色細胞腫(かっしょくさいぼうしゅ=副腎に出来る腫瘍で急激な血圧上昇を引き起こす場合もあり命に関わる)
  • 胆石症(触診のマーフィー徴候で調べることが出来るが、褐色細胞腫も同時に疑う場合は、重大な発作が起こる可能性が高いためこの検査はしてはいけない。別の検査から判定)

最終診断結果は珍しい「褐色細胞腫」だった…

里山さんは、娘さんに肩を叩いてもらった時に肩だけでなく腰の方まで一緒に叩いてもらっていた……。

副腎の近く(腰周辺)を叩いた時に、褐色細胞腫によって増えたカテコールアミン(=アドレナリンなどの交感神経を活発にするホルモン)が出て交感神経が活発となり、冷や汗や動悸、吐き気が出たと考えられる。

また、母親をとっさに支えた時も”いきみ”による腹圧で副腎の褐色細胞腫からカテコールアミンが漏れ出た為冷や汗や動悸、吐き気を催したと考えられる。

褐色細胞腫を放置すると血圧上昇がひどくなり、脳梗塞などが起きる。

褐色細胞腫は10万人に1人の珍しい病気……

褐色細胞腫は10万人に1人というとてもまれな病気。

里山さんは尿検査によってカテコールアミンの数値が突出している事が判り、褐色細胞腫の診断が確定した。

さらに手術のため里山さんの造影CTを撮ったところ、右副腎が左副腎より大きく膨れ上がっており、褐色細胞腫の中には大量のカテコールアミンが貯まっていた。

また、褐色細胞腫が大きく膨らんだ影響で、隣りにある肝臓の膜を刺激して肩に関連痛を引き起こしていたことも判った。(=主訴「ずっと肩が痛い」)

里山さんは、褐色細胞腫を取り出す手術を受け今は元気に暮らしているという。

(※2017年7月19日(水曜日)放送)

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ドクターG反響ツイート

前回のドクターGは…

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次回のドクターGは…

26日(水曜日)よる10時25分から「話が噛み合わない」。

ドクターG過去の放送

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