yonta64のテレビ番組ブログ

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※要約 チョイス@病気になったとき 「まとめスペシャル 注意したい目の病気」▽ドルーゼンを溜めないサプリ、網膜剥離を防ぐ等【2016年4月2日(土) NHK Eテレ】



チョイス@病気になった時 内容メモ

2016年4月2日(土曜日)に放送された「チョイス@病気になったとき」は、まとめスペシャル。注意したい目の病気について。目の病気は「白内障」「緑内障」だけではない。「加齢黄斑変性症」「網膜剥離」など他に注目すべき病気もある。

チョイス@病気になったとき出演者

【コメンテーター】 浜島直子 星田英利
【スペシャルチョイスアドバイザー医師】 髙橋寛二(関西医科大学)
【チョイスアドバイザー】 徳田章(NHKアナウンサー)
【語り】 佐藤真由美 江越彬紀(えごしあきのり)

失明に至る「加齢黄斑変性症」

(主治医:髙橋寛二(関西医科大学 眼科学 教授))

15年前、目の異変に襲われた、山口浩三郎さん(75歳)。

15年前より現在も、右目はほとんど物を見ることが出来ません。

目の異変に気がついたのは孫とキャッチボールをした時に目で追っていたボールが突然視野から消えたことに気がついた。

最初は、疲れ目が原因と考え気に留めていない日々が続いた。その後視野の中心に、黒点が現れ中心のものが見えなくなった。

さすがにおかしいと思い、眼科を受診。「加齢黄斑変性」という病気と診断された。

病気は非常に進行して回復は見込めない。また、右目発症から8年後、左目も加齢黄斑変性になってしまった。

加齢黄斑変性とは?

加齢黄斑変性とは、網膜の「黄斑」という6ミリの凹み部分が異常に盛り上がる状態。

網膜の奥に弱い(出血しやすい)新しい血管が出来、網膜の黄斑を押し上げたり、出血したり、水が漏出してしまうため視野の中心に異常が出る。

山口さんの主治医の 髙橋寛二先生によれば、すでに非常に進行していて難しい段階だった。視覚細胞が減っていて再生できない状態だったという。

片目に「加齢黄斑変性症」が出た人はもう片方の目にも症状が現れることが多いという。

加齢黄斑変性は、早い段階で治療すれば回復が見込めるとのこと。

なぜ加齢黄斑変性がおこるのか?

加齢により、網膜の奥の中心部「黄斑」の真下に弱い血管が新しくできるのが原因。

黄斑の細胞が弱ってくると不要な血管ができるのだという。

血管が黄斑を押し上げ黄斑の細胞が無くなってしまう。

黄斑は光の焦点が一番合う部分。日常で一番酷使している場所。黄斑は6ミリしか無いが周りの細胞(視細胞)よりも頻繁に使われている。

加齢黄斑変性の治療方法

加齢黄斑変性の治療は、眼球に直接「抗VEGF薬」を注射する方法。眼球に針をさすが点眼麻酔をしているので痛みはない。(番組でも針をさす場面が紹介された)

抗VEGF薬を打つと新たな血管ができるのを防ぐ。

水晶体に薬を注射するとやがて水晶体全体に拡散して黄斑にも届いて効果を発揮する。最初は3ヶ月連続で注射を打つ必要があり、その後は医者が経過を判断して注射の間隔を調節するという。

費用は、3割負担で1回、約5万円。

ただし、脳梗塞になった人は再発の危険があるので使用できない場合もある。

また、目が細菌に感染する危険性も。

加齢黄斑変性をチェックする方法

「アムスラーチャート」という板を使って見え方をチェックすることで病気をチェックする。黒地に白い線で方眼が書かれていて、中心に白い点があるチャート。

このチャートを目から30cm離して片目ずつ見る。線が歪んでいないか、中心の白い点ははっきり見えるか?欠けている部分はないかを見る。

お風呂のタイルの目地、障子などを片目ずつでみて歪みがないかをチェックしてもよい。

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加齢黄斑変性の前兆「ドルーゼン」

加齢黄斑変性には前兆がある。

網膜の奥に老廃物「ドルーゼン」がたまる。

ドルーゼンは、歳をとるにつれうまく排出されず貯まることがある。

ドルーゼンが貯まると新しい血管が出来てくるという。

眼底検査をして、ドルーゼンが溜まっているか見ることで前兆を確認できる。

主な原因は…

  • 遺伝的素質
  • 食生活
  • たばこ(喫煙)

「ドルーゼン」を見て下さい。と言って眼科にお願いすれば見てくれるという。装置は一般の眼科にある一般的なもので検査には痛みもない。保険3割負担で1,200円程度。

ドルーゼンを減らすには…

ドルーゼンを増やさないためには、どうすればよいのか?

  • 緑黄色野菜を食べる
  • サプリメント … ビタミンC、ビタミンE、ルテイン、亜鉛を含む専用のサプリメント

緑黄色野菜とサプリメントを1年間摂り続けた結果、ドルーゼンが無くなったという事例が紹介された。(番組で使われていたサプリメントの特徴は、白いプラスチック容器、オレンジ色のソフトカプセル錠、中に乾燥剤の袋が見えました。サプリメントのメーカーが分かり次第、追記します※Yonta64)

ドルーゼンを溜めない栄養素…

  • ルテイン
  • ビタミンA
  • ビタミンC
  • ビタミンE
  • 亜鉛
  • ほうれん草(ルテイン多し)
  • 小松菜(ルテイン多し)
  • ブロッコリー
  • にんじん
  • パプリカ
  • かぼちゃなど

サプリメントは保険適用外なので自費で購入する必要がある。過剰摂取はいけない。とりすぎるとビタミン中毒、亜鉛中毒になると悪性腫瘍になる。

また、たばこを飲み続けると酸化ストレスがかかり4,5倍以上の発生確率が跳ね上がる。たばこは禁煙してもそこから20年以上は影響が残るので、可能な限り早めに辞めるほうがよい。

誰でも可能性あり「網膜剥離」

坂田さんは(56歳・仮名・メガネあり)突然網膜剥離になった。

2015年1月5日、新年のお参りに行った時に最初の異変が…

歩いて職場に戻っている途中…

  • 気になる眩しさを感じた
  • その後しばらくして社内で仕事中に視界に痛みのないつけまつ毛のような黒い筋が降ってきた
  • さらに30分後、目が白く濁ったプール内で目を開けているような状態。目が見えない
  • その日のうちに病院へ。「網膜剥離」と診断された

網膜剥離とは?

眼球の奥に広がる「網膜」。この網膜が剥がれると視野が欠ける。

眼球は硝子体というゼリー状の部分が詰まっている。50代以降、加齢によってこのゼリー状の部分が液状化し「硝子体液」に変化。

誰でも可能性があり、10代から液化が始まるという。

液体になると網膜が引っ張られ、少しの衝撃で破れてしまう。破れた部分には硝子体液が染みこんで網膜を剥がしてしまう。

また、いったん網膜が破れるとそこから全体に硝子体液が染みこんであっという間に目が見えない状態になる。病気の進行はとても早く、失明の可能性もある。

ストレスや過労、糖尿病でも起こることがある。

網膜剥離の治療は?

坂田さんは、緊急治療を受けた。

「レーザー治療」によって網膜を焼き固める治療法。

これは、これ以上網膜が破れた部分の穴を大きくしないようにする緊急処置。

あくまでも緊急処置で、剥がれた網膜は元に戻らない。

坂田さんが行ったのは「硝子体手術」。

  1. 眼球に小さな穴をあける
  2. 硝子体と硝子体液を吸い出して空に
  3. そこに特殊なガスを注入
  4. ガスの浮力を利用して、剥がれた網膜を元に戻す
  5. 手術後は、うつ伏せで居ないといけない

坂田さんは手術後11日で職場復帰した。網膜がくっつくまで2週間程度。手術の予後は良いという。

価格は、3割負担で11万6,850円、白内障手術が加わると13万5,000円。

水晶体が濁り白内障になる場合があるので、人工レンズに変える白内障手術も同時に行う人が多いという。

若い人の網膜剥離

主婦の遠藤佳代さん(39歳)は三十代という若さで網膜剥離になった。

  • 妊娠中左目に異変、目の上に黒い欠けがあった
  • コンタクトをつけていたので汚れだと考えて診察せず
  • 痛み痒みはない
  • 五ヶ月放置(出産後だったため)

網膜剥離の原因は、近視。(0.1という強度の近視)

網膜剥離の危険のある近視とは…

  • 中度の近視(視力0.3程度) … 危険がある
  • 強度の近視(視力0.05以下) … 高い危険性

強度の近視の人は眼球の奥行きが長い。そのため網膜がひっぱられ網膜に小さな穴が開きやすくなる。

若い人は硝子体液が無いので液が入り込むことなく網膜の穴も広がりにくい。

遠藤佳代さんが病院に行った時はすぐに手術になるほど網膜が剥がれていた。

「強膜バックリング」による手術

遠藤佳代さんが緊急手術をした方法は「強膜バックリング」という手術。

  1. シリコンスポンジを縫い付け眼球の外側から圧迫する
  2. 若い人は硝子体がゼリー状のため弾力があり外側と内側からの圧力で網膜が繋がる
  3. シリコンスポンジは一生つけたままでOK

今では、気になる影もなくなり子どもたちと遊べるまでに回復した。

これも局所麻酔でできる一般的な手術だという。シリコンスポンジは一生縫い付けたままとなる。スタジオでは本物のシリコンスポンジが紹介された。柔らかくてぷにぷにしている。

手術後は、眼球が多少変形するため乱視や近視の傾向が強くなるという。

手術費用は、三割負担で10万4,820円。

網膜剥離を防ぐ方法・前兆

白い壁や青空を見た時に出る小さな糸のようなもの「飛蚊症(ひぶんしょう)」。

多くの場合は誰にでもできるので心配はないが、もっと大きな影が見えた場合は危険。

網膜剥離の出血が視野に影となってあらわれている状態。

もう一つは、暗い場所や目をつむった時に存在しない白い光が出る「光視症(こうししょう)」。これは網膜が引っ張られた時の刺激が脳に伝わり光として見えるという。

飛蚊症や光視症が見えた場合は、一度「眼底検査」を。

毎年検査することが望ましいと先生が話した。

次回の「チョイス@病気になったとき」は…

次回からは、八嶋智人が司会。土曜日よる8時から放送予定。

「大腸ポリープ」検査で見つかったら切る切らない?

前回の「チョイス@病気になったとき」は…

yonta64.hatenablog.com

チョイス@病気になったとき反響ツイート

https://twitter.com/ontime808/status/715825664541196289

https://twitter.com/tv_program_bot/status/716216139391455232

https://twitter.com/Rfssica_tv/status/716218629637820416

チョイス@病気になったとき関連グッズ

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