チョイス病気になった時「耳鳴り&難聴の治療法」まとめ
SP2015年12月12日(土曜日)に放送された「チョイス@病気になった時」は、まとめスペシャル(2015年6月6日「あなどれない!耳鳴り」と8月1日「あなどれない!鼻づまり」をまとめたもの)。
今回は耳と鼻。耳鳴り、突発性難聴、加齢性難聴、副鼻腔炎、鼻中隔湾曲症などについて石井正則先生が解説。
チョイス病気になった時出演者
【出演者】星田英利(ほっしゃん。) 浜島直子 小山径(NHKアナウンサー)
【スタジオ出演医師】 石井正則(JCHO東京新宿メディカルセンター 耳鼻いんこう科 診療部長)
チョイス耳と鼻
(VTR登場医師:大場俊彦(慶友銀座クリニック))
(スタジオ医師:石井正則(JCHO東京新宿メディカルセンター))
耳鼻科にまつわるチョイスのまとめ。
耳鳴りがスッキリする呼吸がわかった (ジ~~、ザ~~、ボワ~ン、耳詰まりに効いた!)
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突然の耳鳴り「加齢性難聴」
内耳の老化によって(内耳)血流が悪くなり難聴になってしまう。その部分の血流を良くする薬を飲むことで改善したMさん(74歳)の話。
また、動脈硬化がある人は加齢性難聴になりやすいこともわかってきた。
ただし数秒間や数分「キーン」と鳴り治まる耳鳴りは「生理的耳鳴り」といって誰でもなりうるものなので心配はない。
血流を良くする薬として「ビタミンB類」の処方もよくされている。
若い人の突然の耳鳴り「突発性難聴」
(VTR登場医師:内尾紀彦(耳鼻科))
DJが趣味の山内さん(27歳)。診察したのは「JCHO東京新宿メディカルセンター」。
- イヤフォンの右耳の音が聞こえない(80デシベル・電車の騒音でも聞こえない)
- 室外機が耳の近くでなっているような耳鳴り
突発性難聴は、すぐに治療を始めないと聴力を失う危険がある病気。
原因は内耳の血流の低下。
山内さんはすぐに入院。5日間放置していて治る確率は6割と言われたが10日間の入院で奇跡的に治すことができた。現在も血流を良くする薬を飲んでいる。
山内さんの場合は、DJをしていて大音量を聞いたのが原因ではなく、実は引っ越しやストレスなどの疲労、精神的ストレスの結果起きたという。DJと突発性難聴とは関係がないと石井正則先生。
コンサートやカラオケ後の大音量で耳がぼわーんとするのは、「音響外傷」といい別の病気。軽度なら二三日で回復するが繰り返すとだんだん難聴になってしまう。
難聴その他の原因まとめ
耳鳴りは神経(聴神経)に腫瘍があっても起こる(多くは良性で大きくならない限り手術はしない)
- ストレスや生活習慣の乱れでも耳鳴りが起きる
- 趣味に没頭すると耳鳴りがましになることもある
耳鳴りは体のバロメーター。耳鳴りが続く場合は迷わず耳鼻いんこう科へ。
鼻づまりを放置しているケース
鼻づまりの最も多い2つのケース
- 鼻が詰まって何年も息が通らない状態が続いている人は風邪をきっかけに感染して「副鼻腔炎(蓄膿症)」に発展する可能性があるので注意(軽症なら飲み薬で治療可能)。濃い色の鼻水が続くときは耳鼻科へ
- 鼻の穴の形が曲がっている人「鼻中隔湾曲症」も鼻づまりが起きる。熟睡できないため疲れがたまる。何十年も悩んでいる人も居る。鼻の点鼻薬を使えば楽になるが持続性がなく使いすぎで逆に悪化。「肥厚性鼻炎」になる。鼻中隔湾曲症は手術によって治す必要がある