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【TV反響要約】NHK チョイス 病気になったとき「鼻詰まりに隠れた侮れない病気…副鼻腔炎や鼻中隔湾曲症の症状を改善する治療法や症状をまとめ」【2015年10月31日(土)放送 Eテレ】



チョイス@病気になったときポイント

2015年10月31日放送されたチョイス@病気になったときは、鼻詰まりに潜む侮れない病気の数々についての特集です。

鼻詰まりが2~3週間続いた場合は耳鼻科で「副鼻腔炎」や「鼻中隔湾曲症」などの病気が隠れていないか診てもらったほうが良いとのこと。長年放置し思い悩んでいた鼻詰まりが画像診断などで解明されスッキリ解消するかも知れません。

チョイス@病気になったとき出演者一覧

【番組副題】 「あなどれない!鼻づまり」

【司会】 星田英利 浜島直子(鼻づまりに悩んでいて常に鼻水が出る・医者には行っていない)

【番組進行】 小山径(NHKアナウンサー)

【ナレーター】 佐藤真由美 江越彬紀

鼻づまりのトラブルで一番多いケースとは?

蓄膿症(副鼻腔炎)

スタジオ出演医師:石井正則(JCHO東京新宿メディカルセンター

副鼻腔炎(ちくのう)は、鼻の病気の中で最も患者の多いポピュラーな病気です。

副鼻腔は顔面骨(顔面の骨)にある大きな空洞のことで両頬からおでこの上、脳の近くや目の近くまで広範囲に空洞がある。この空洞に膿が溜まって炎症などを起こすのです。

きっかけとして一番多いのは風邪。体力が落ちて免疫機能が低下した時などや子どもの場合はプールに入って鼻腔にばい菌が入ったときなど様々なきっかけがあります。

副鼻腔がなぜあるのか?

副鼻腔の空洞が何故あるのか?その機能で一番大切なのは、吸い込んだ空気を温めて加湿すること。さらに空洞がエアーバッグの様な役割をしていて脳への衝撃が副鼻腔で和らげられています。

吉田さん(39歳)の「ちくのう症」

 吉田さん(39)の症状は…

VTR出演担当医師:大場俊彦(耳鼻咽喉科「慶友銀座クリニック」医師

吉田さん(39歳)は、もともと鼻水があまり出ない鼻詰まりの持ち主です。

長年鼻が詰まっていて空気が通らない状態になっていました。

ところが風邪がきっかけで一ヶ月前に色の濃い痰と粘る緑色の鼻水が出てきて2週間以上続きました

さらに左の頬骨の目の下あたりに痛みが出て、何かが溜まっているような感覚がしたのです。

吉田さんは内科でなく耳鼻咽喉科に行き、頭部画像診断などを受けた結果、「副鼻腔炎」と診断されました。これは鼻の奥の「副鼻腔」という空間に鼻水がたまって炎症が起こり膿も出てきて痛みを起こす病気でいわゆる”ちくのう症”と呼ばれる病気です。

吉田さんが行った治療は…

吉田さんが行った治療方法のチョイスは、薬を使って炎症をとる治療法です。薬を飲み始めて2~3日したら鼻の通りが良くなって痛みがなくなり、鼻の通りも正常になりました。

また、家庭でできる”鼻うがい”は石井先生もおすすめだそうです。副鼻腔の病原菌を洗い流してくれるといいます。

倉重さんの「副鼻腔炎の重症化」

倉重さんの場合「副鼻腔炎が重症化」した…

担当医師:JCHO東京新宿メディカルセンター 石井正則先生

副鼻腔炎が重くなると大変です。倉重るいさん(34歳)の場合は…。

20歳の頃、冬に電車の車内に入ると温かい空気で息苦しく感じるように。そして鼻詰まりも20歳ごろから気になりだしました。

呼吸器科で診てもらうと「咳喘息(せきぜんそく)」の診断が出ました。咳喘息とは喘息の一歩手前の症状で、気管支に炎症が起きて内部が狭くなっている状態を指します。

吸引タイプの薬で咳はカバーできましたが、鼻詰まりは治りません。そのうち味も解らない状態となり、パティシエの仕事もやめなくてはならなくなりました…。

何軒も耳鼻科を回ったが改善しませんでした。ネットで調べより専門的な病院のJCHO東京新宿メディカルセンターを受診したところ画像診断によって、副鼻腔のほとんどが膿で埋まった重症の「好酸球性 慢性副鼻腔炎」(難病指定)と診断されました。

好酸球性副鼻腔炎は、せきぜんそくを併発する場合もあるとのことです。

倉重さんの治療方法は?

倉重さんは内視鏡手術によって副鼻腔にある膿を取り除く手術を受けました。

膿を取り除いた後で、倉重さんが喫茶店に立ち寄り「フワッと」コーヒーの香りがしたときは本当に嬉しさを実感した…と話しました。また咳喘息の発作も減って味や香りがわかるようになったといいます。

嗅覚が悪くなると同時に味の感覚もなくなってくる事がわかっているとのこと。

副鼻腔炎の手術内容は?

副鼻腔炎の手術は”自在吸引管”という器具を使い内視鏡手術によって行われます。手術は全身麻酔で行われます。

慢性副鼻腔炎手術の費用は?

慢性副鼻腔炎の手術費用は、1週間前の入院と手術を含めて約35万円。保険適用内の手術となります。

アレルギー体質と副鼻腔炎の関係あり…

アレルギー体質の人は副鼻腔炎が起こる可能性が高いといいます。倉重さんも元々アレルギー体質を持っていました。

池田円さん(42)の場合は”奥歯の痛み”がきっかけでした

池田さんは、幼い時から鼻詰まりに悩んでいました。口で食べていると鼻から呼吸できず、軽い呼吸困難になるほどひどいものです。

大人になってからはひどい頭痛に悩まされていましたが、ある時左上の奥歯に痛みが出てきました。

歯医者さんで、「歯の根っこに膿が溜まっている」と診断され歯を抜いたのですが、それでも顔の左側全体の痛みはなくなりません…。

これはおかしいと思ってJCHO東京新宿メディカルセンターを受診しました。

画像診断をした結果、池田さんの左側の副鼻腔が全て膿で埋まっていたのです。さらに空気中にある黒カビの一種「アスペルギルス」も鼻の奥で発見されました。

味を感じない池田さんは普段からあまり食事もしません。栄養不足からアスペルギルスが発生しても体の免疫が撃退出来なかったと考えられました。

ステロイドなどの抗生物質を長期に渡り飲み続けたり、糖尿病以外では普通カビが生えることはまず無いといいます。池田さんは食事がとれず体の抵抗力がかなり弱っていたと考えられました。

池田さんのチョイスは副鼻腔の膿を出す手術でした

池田さんは手術を行いました。副鼻腔にたまったカビや膿を書き出す内視鏡手術です。

今は食事が楽しく体調も良くなって毎日の普通の生活がありがたいといいます。

浜さゆりさん(50)のケースは”鼻中隔湾曲症”

浜さゆりさん(50歳)は小さな頃から耳鼻科通院が欠かせず、40年以上鼻詰まりに悩んでいました。今までいろんな治療を試していたとのこと。

鼻粘膜をレーザーで焼く手術や、市販の点鼻薬などです。しかしいずれもその場限りの効果で根本的な解決に至りませんでした。

後に理解ったことですが、なかでも点鼻薬は毎日使いすぎで逆に鼻を詰まらせる原因になっていました。これは「肥厚性鼻炎」と言い鼻の内部で粘膜が肥大する病気です。

浜さんの根本原因とは?

浜さんは専門医を受診。画像診断により根本的に鼻の穴の仕切りが曲がっていることが判明しました。「鼻中隔湾曲症(びちゅうわんきょくしょう)」という病気です。

鼻中隔湾曲症の手術内容は?

鼻中隔湾曲症は手術によって治療します。

まず鼻の粘膜を切り軟骨を出して一部を切り取り、曲がった軟骨を真っ直ぐにして再び接合する手術です。

浜さんは手術後「普通の人はこんなに息が楽なのか?」と今まで感じたことのない嬉しい感覚に驚いたといいます。

なぜ鼻中隔湾曲症が起きるか?

鼻中隔湾曲症が起きる原因は、子供の頃大脳が発達して大きくなった時に、脳が鼻中隔を押して曲げてしまうことが原因と言われています。人類の祖先は大脳が小さいので鼻中隔湾曲症もとても少なかったそうです。

鼻中隔の曲がり具合は、鼻を広げるペンチのような器具を使って目視で診れば専門医なら見るだけで大体わかってしまうそうです。

https://twitter.com/Rfssica_tv/status/660410907789430785

次回のチョイス@病気になったときは…

次回の「チョイス@病気になったとき」は、人間ドッグ。検査項目のチョイスや、費用の負担を減らすための方法も伝授!

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