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【ルートまとめ】NHK ブラタモリ #85 高知▽タモさんと学ぶ…地形や歴史から坂本龍馬の思想が開花した理由とは?【2017年9月30日(土曜日)放送内容】



ブラタモリ #85 高知

2017年9月30日(土曜日)放送の『ブラタモリ』は高知県。タモリさんが坂本龍馬の生まれた城下町や港を探訪。

プレート・テクトニクス理論が生まれた高知の地形からどのように龍馬の思想が開けて行ったのかを探ります。

ブラタモリ「高知」番組データ

【初放送日時】 2017年9月30日(土曜日)19:30~20:15
【放送局】 NHK総合
【番組副題】 「#85 高知」
【出演】 タモリ 近江友里恵(アナウンサー)
【ナレーション】 草彅剛(草なぎ剛)
【テーマ曲】 井上陽水

高知市・桂浜よりブラタモロケスタート!

タモリさんと、近江友里恵アナがブラタモリ初の高知へ。

ロケのスタート地点は桂浜です。

なんと高知は近江友里恵アナの生まれた町。育ちは違うとのことですが、祖父母は今も高知にいらっしゃるそうです。

一方、タモリさんは「学生時代に一度演奏旅行(ビータ)で来たはずだけど全く記憶に無い」と笑います。

タモテバコテーマ「高知の町はなぜ龍馬を生んだ?」

太平洋を見つめる坂本龍馬(天保6年=1835年~慶応3年=1867年)の大きな銅像の前でタモテバコが登場。

テーマは…「高知の町はなぜ竜馬を生んだ?」

今回は高知の歴史に詳しい土佐史談会理事の吉澤文治郎さんの解説です。

吉澤さんは、タモリさん同様に歴史の痕跡を見つけるのが趣味で「高知痕跡学会(こうちこんせきがっかい)」という”一人学会”も初めていました。

タモリさんも二、三日前に「(東京で)目黒競馬場跡のカーブ(痕跡カーブ)」を訪ねたばかりだというと、吉澤さんも数年前同じ場所を訪ねて居たそうです。歴史の痕跡を尋ねるのが大好きな二人は意気投合した様子でした。

しかも、吉澤さんは早稲田大学の出身でダンモ(早稲田大学モダンジャズ研究会)にも所属していたそうです。

高知城へ移動「城下町の立地」とは?

高知城は、初代土佐藩主・山内一豊が築城しました。

まずは坂本龍馬を生んだ城下町の様子を、高知城の天守閣から見渡します。

北側には四国山地、西側にも山、南側にも山、四方が山に取り囲まれていて天守閣からでも海は全く見えませんでした…。

龍馬が生まれたエリアは四方が山に囲まれたこの城下町でした。(現在の”南水ホテル”の位置)

www.nansui.ne.jp

お城から城下町に降りて商店街へ移動

高知城を降りて、城下町に移動したタモリさん一行は商店街を歩きます。

そこで、「つちばし(=昭和に埋め立て)」という橋の痕跡を発見しました。

70年前埋まったお堀の痕跡を江戸時代の絵図「高智御城下絵図(高知市立市民図書館所蔵)」で見てみるとたしかに今公園になっている場所にお堀があります。

このお堀は住む場所と身分を区別する境界線ともなっていました。城に近いほど上級武士が住み、堀に隔てれれた御城から遠い場所は、下級武士や町人の町と決められていました。

坂本龍馬は、お堀の外に生まれた下級武士の家柄だったため、小さな頃から日常的に差別されていました。そのエネルギーが龍馬を突き動かしたのかもしれないと、案内人の吉澤さん。

はりまや橋へ

タモリさん一行は「はりまや橋」へ移動しました。

江戸時代の地図には「はりまや橋」は有名ではなく、無名の単なる橋でした。

はりまや橋が有名になったのは「よさこい節」の歌詞に登場したのが始まりです。お坊さんと美女との禁断の愛、番所に捕まり二人はさらし首の刑に処せられてしまいました。(エリート僧大スキャンダル事件)

この話は実話で、龍馬と同時代に起こった事件です。龍馬も晒し刑を見に行ったかもしれません。

長さ10メートルもある、「高知下町浦戸湾風俗絵巻(高知市立市民図書館所蔵)」を番組スタッフ数人がかりで全て広げてみました。

下町から伸びるお堀はまっすぐ行くとやがて桂浜に続く海へつながっていました。龍馬も太平洋を身近に感じていたと思われました。

芸西村へ

ここから案内したのは、高知大学教授の橋本善孝さん。

海岸へ移動しました。このあたりには…

  • 緑色岩(りょくしょくがん・溶岩=マグマが固まったもの)
  • チャート … 海の底の堆積物(放散虫)
  • 緑色頁岩(りょくしょくけつがん) … 陸からの火山灰が海底に溜まったもの
  • 黒色頁岩(こくしょくけつがん) … 川で運ばれた陸からの泥

など、わずか十数メートルほどのエリアに色んな地質を見ることができます。

これは高知の大地が絶えず大陸プレートの強い力で押され続け押し上げられたものです。

高知の大地は大陸プレート強い力押され続ける力によって港の周りにある山々が衝立のように立ち上がっています。

これらの山々は、港の風を穏やかにし、大きな水運の町が開けました。

ちなみにこの場所は「プレート・テクトニクス(複数の大陸プレートが地球の表面を覆っているという理論のこと。1960年)」が生まれたところでした。

高知市内 種崎へ

再びタモリさん一行は、高知市内へ。種崎と言う場所を訪問。

種崎は、坂本龍馬と縁の深い場所です。

種崎は、龍馬が住む城下町から船を漕いで1時間ほど。少年時代の龍馬も良く来ていたとのことです。

ここでは、土佐藩の造船場があり船に憧れがあったそうです。また親しくしていた川島伊三郎さん(アナダはヨーローッパ)の世界地図や外国の話に希望をいだいていたそうです。

近くにある中城家を訪問。こちらのお家には龍馬が暗殺(慶応3年11月15日)される1ヶ月前に訪れたという部屋が保存されていました。

こうやって龍馬が居た場所にいるとついさっき龍馬がここに居たように感じますねとタモリさん。

(※2017年9月30日放送より)

ブラタモリ反響ツイート

次回のブラタモリは「黒部ダム」――

次回10月7日(土曜日)放送のブラタモリは黒部ダムへ。

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