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ルートまとめ NHK ブラタモリ #71 箱根▽大涌谷の地獄はどうやって極楽になったのか…カルデラ・外輪山など解説【2017年4月22日(土曜日)放送内容】



ブラタモリ #71 箱根

22日放送の「ブラタモリ」は箱根を散策。大涌谷の地獄周辺がどうやって出来たのか、カルデラや外輪山を訪ねその痕跡を辿ってゆく。

ブラタモリ番組データ

【放送日時】 2017年4月22日(土曜日)よる7時30分(45分)
【放送局】 NHK総合
【ロケ地】 箱根
【ロケ日】
【出演】 タモリ 近江友里恵(アナウンサー)
【語り】 草彅剛
【テーマ曲】 井上陽水「女神」

箱根「大涌谷」からロケスタート

箱根は大涌谷(おおわくだに)からロケスタートした、タモリと近江友里恵アナ。

大涌谷には、たぶん20回位来たことがあるという超リピーターの近江アナ。

大涌谷の名物である黒卵を食べに来ていると言う。7年寿命がのびるという卵を近江家揃って食べているとのことーー。

タモリは、意外にも初めての大涌谷。

「箱根といえば大涌谷」という話はよく聞くが、本当に壮大な岩山からモクモクと立ち上る景色が凄い!とタモリが感動する。

年間の観光客数はなんと2,000万人にものぼる。

今回のテーマ「箱根の地獄が極楽を生んだ!?」

そしておなじみ「タモ手箱」の登場。

今回は趣向を凝らして「箱根名物の寄木細工」で出来た箱になっている。

箱根寄木細工 秘密箱4回仕掛け

箱根寄木細工 秘密箱4回仕掛け

 

今回のテーマは「箱根の地獄が極楽を生んだ!?

ここで、今日の案内人 萬年一剛(まんねんかずたか)さん(神奈川県温泉地学研究所主任研究員)が登場。

2015年には大涌谷で噴火が起こり、一帯が火山であることが再注目された。

www.news24.jp

その時に噴火した火山灰の量は100トン。

しかし多いようだがこれはそれほど大規模な噴火とはいえないと萬年一剛さん。

通常の規模の噴火だと、火山灰の量は数千万から数億トンになる。

今でこそ観光地となっているが、昔の人は立ち上がる不気味な煙を恐れ一帯を「地獄」に例えていた。

当時箱根を描いた「箱根権現縁起絵巻(神奈川県立歴史博物館)」によれば、大涌谷の部分には「血の池地獄」の鬼たちの絵が描かれていた…。

箱根火山の全貌を探る!外輪山とカルデラとは?

タモリ一行は、大涌谷の高台へ。

ここは富士山が見えるスポット。

ロケ日は少し煙っていて見えにくかったが、晴れた日はかなり大きく富士山が見えるベストビューになっている。

そのため、観光客は富士山ばかり見てなかなか箱根の山を注目してくれない。

実は、「箱根山」という山は無く色んな山々(冠ヶ岳、台ヶ岳、金時山)を総称して「箱根」という。

外輪山とカルデラ

こうしたぐるりと回りを囲むようにして出来た山々を「外輪山(がいりんざん)」という。また、外輪山の内側は「カルデラ」となっている。

(近江アナが見事に当てて嬉しそう。)

円形に続く外輪山の直径は東西に11キロメートル、南北に8キロメートルもある。

カルデラが出来るまでーー

大昔、まだカルデラができる前。

大きな山が噴火、その後マグマが出尽くして空洞になったマグマ溜まりが押しつぶされ、山頂付近は大きなくぼみになる。

そのくぼみの直径が2km以上あるものを「カルデラ」と呼ぶ。

くぼみを囲むように出来た山々が「外輪山」。

箱根のカルデラは複雑で、幾つもの火山が集まりカルデラを作ってそれらが合体して大きくなった「複合カルデラ」だった。

最新の研究では少なくとも4つのカルデラが複合していると言われている。

タモリ一行は「宮ノ下」へ

タモリ一行は、宮ノ下へ移動。

ここには、箱根を代表する温泉地で箱根温泉のシンボル「富士屋ホテル」がある。

あのチャップリンも泊まったホテルで、外国の方を招くためにつくられたホテルだと言う。

明治の頃、「富士屋ホテル」が世界中に知れ渡るようになって多くの外国人が観光に来るようになった。辺りには今も外国人向けの土産物店などが並んでいる。

70度はあるという箱根温泉の源泉を見学、タモリが直接お湯に触れた。「いいお湯ですね」と一言。

このあたりでは、崖の隙間から自然に温泉が湧き出している。

太閤の湯を訪問

さらに「太閤の岩風呂」を訪れる、ここはその昔、太閤秀吉が浸かったという伝説が残っている。

www.rurubu.com

小田原攻めのときに立ち寄ったと言われている。

この谷沿いから湧き出す温泉の量は一日1000トン。家庭用のお風呂にすればなんと5,000杯分にもなる。

温泉には、「量と熱と成分」が大切だが、宮ノ下の温泉は、熱70度、成分食塩泉、量は1日1000トンと申し分ない。

カルデラに埋まったゴロゴロとした岩(礫=れき)が地下水を溜め込み、その下にマグマだまりがあるため、鍋のお湯を沸かすように豊富な温泉と成分が湧き出す仕組み。

箱根火山のさらなる地獄とは?

タモリ一行は、外輪山の西の端に向かった。

「長尾峠」。

53年くらい前にタモリは修学旅行で来たことがあるという。

大涌谷の湯けむりや、芦ノ湖を見渡せる高台はとても眺めがいい。

ここから大涌谷の方向を見ると、扇型に巨大な扇状地が出来ていた。

これを「火山性扇状地」といい、約3000年前に「山体崩壊(さんたいほうかい)」が起こって出来たものだという。

「山体崩壊の時に立ち会いたかったなぁ~」と笑うタモリだった。

また、山体崩壊によって芦ノ湖が堰き止められ、水が溜まって昔よりも大きな湖となったという。

これを「堰止湖(せきとめこ)」と専門用語で呼ぶ。

「せきとめこって(呼び名)あるんですか?」と近江アナが質問。タモリは「はい(あります)、セキ・トメコっておばあさんみたいだけど…」と笑う。

芦ノ湖の人気スポットを堪能…

一行は芦ノ湖へ。

高速ボートに乗り込み、九頭龍神社(くずりゅうじんじゃ)の鳥居の近くへ。

なんと鳥居は湖の中に立っている。

タモリ一行は、ボートから九頭龍神社の境内へ。

禰宜(ねぎ)の柘植英満(つげ ひでみつ)さんが案内した。

こちらの神社は、縁結びの神社として特に女性に人気だという。

箱根の九頭龍神社を探訪

九頭龍神社の歴史は古く、その起源は奈良時代だと言われている。

九頭竜とは龍神様。つまり芦ノ湖の神様のこと。

神様になる前は悪い毒龍で、人々を苦しめていた。芦ノ湖には毒龍が暴れた証拠が残っている。

再びボートに乗って魚群探知機を見る。湖の中には、高さ20メートルの巨木が残っていた。「これは毒竜っぽい!」とタモリも認める。

実は、山の斜面が地すべりによって湖底に沈み、木が立ったまま湖の中に入ってしまったと考えられる。

数百年に一度の巨大な地すべりが起きたときは湖なのに津波が起きて大災害となっていた。

昔の人はこうした水害を「毒龍のしわざ」として伝説に残したと言う。

このように湖に沈む木のことを「神代木(じんだいぼく)」という。

神代木は表面が黒いため、寄木細工の黒い部分として使われてきたーー。

絶景の露天風呂

タモリ一行は、絶景が楽しめる露天風呂へ。

こちらの温泉では、白濁湯が楽しめる。箱根の温泉施設の3分の1が白濁湯で、残りが透明なお湯。

池の水が白濁湯に生まれ変わる!?

長尾峠に再び移動し、タモリも25年前に来たことがある名門のゴルフ場へ、ゴルフ場の池の水が実は「絶景の露天風呂」で見た白濁湯に生まれ変わると言う。

ゴルフ場の池の水はポンプで汲み上げられて大涌谷にある温泉施設でガスと熱が加わり付近の温泉施設へ供給されている。

大涌谷の火口付近でやぐらに乗って作業しているのはじつは温泉の水を人工的に作っていたものだった。

こうした温泉を「蒸気井温泉」と呼ばれ、他の温泉地でもこの方式の温泉はあるという。

箱根では昭和のはじめに導入された。

タモリもできたての温泉を汲み取ってもらい、香りや温度を確認した。

「箱根は卵だけ食べて帰るのはもったいないよ!もっと色々回ったほうが楽しい」と番組をしめた。

(※2017-04-22放送)

ブラタモリ反響ツイート

https://twitter.com/sugsug_76/status/855741166322503680

https://twitter.com/suicatoh/status/855742797562781697

次回のブラタモリは「箱根関所」

次回のブラタモリは、箱根の関所。5月13日(土曜日)夜7時30分放送予定。

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前回のブラタモリは…

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