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反響要約「NHK ブラタモリ #62 別府温泉」▽断層、火山、湧水が見事に連携して出来た恵の温泉地【2017年2月4日放送内容】



ブラタモリ #62「別府温泉」

2017年2月4日(土曜日)よる7時30分から放送の「ブラタモリ」は、別府温泉について。

タモリが小学校の時に訪れたことがあるという別府温泉。今回はなぜ別府周辺に日本一の湧水量を誇る温泉が湧き出すのか?その地形や成り立ちなど実際の現場を体験しながら学ぶ。

ブラタモリ 12 別府 神戸 奄美

ブラタモリ 12 別府 神戸 奄美

 

ブラタモリ番組データ

【放送日時】 2017年2月4日(土曜日)よる7時30分(45分)
【放送局】 NHK総合
【ロケ地】 別府温泉(大分県別府市)
【ロケ日】 2016年11月29日、30日頃?(⇒撮影班発見時のツイート
【テーマ】 「別府はなぜ日本一の温泉に?」
【ナビゲーター※敬称略】 タモリ 近江友里恵(アナウンサー)
【案内人】 永野康洋さん(別府市教育委員会)
【ナレーション】 草彅剛
【オープニングテーマ】 女神(井上陽水)

別府温泉「足蒸し」からロケスタート

今回は別府温泉。タモリと近江友里恵アナが登場。

タモリは小学生の頃に来たことがあるが記憶には全く残っていない。また、近江アナは今回が初めてだと言う。

近くにあった「足蒸し」の施設に立ち寄り体験する。足湯のように座って足を入れるとお湯ではなく蒸気が吹き出ている。

蒸気を逃がさないように閉じ込めるためのフタが用意されていて、これを開放すると蒸気が少なくなり、フタを被せて蒸気を溜め込むととても熱くなる。「なかなか適温に調節するのが難しいね」とタモリ。

さらに近くの別の施設では、98度もある「飲泉(いんせん)」も体験。「決してうまい水ではないが何か効果がありそう。」と笑った。

最初に登場した案内人は、別府市教育委員会の、永野康洋さん。

今回のテーマ「別府はなぜ日本一の温泉に?」

ここで”タモテバコ”が登場。

テーマは、「別府はなぜ日本一の温泉に?」

別府の温泉の湧出量は日本一で、1分間に8万7360リットルもある。これは家庭用のお風呂を1分間で436杯も汲むことができる。

また、泉質の種類も多様で、「明礬エリア(みょうばん)」「紫石エリア」「亀川エリア」「鉄輪(かんなわ)エリア」「堀田エリア」「観海寺エリア」「別府エリア」「浜脇エリア」全体を合わせると全100種類の泉質のうち、43種類はこの別府温泉一帯に含まれるという。またこのエリアは合わせて「別府八湯」と呼ばれる。

鉄輪エリアで「断層崖」を発見

タモリ一行は、鉄輪エリアに居る。

ここで二人目の案内人、由佐悠紀さん(京都大学名誉教授(地球熱学)別府温泉地球博物館館長)が登場。

このエリアは急な斜面になっていて、崖が続いている。造成して崖を作ったわけではなくここは「断層崖(だんそうがい)」のエリアだと言う。断層崖とは、断層がズレて出来た崖のこと。

温泉が湧くためには必要な条件がある。

  • 豊富な水
  • 通り道

が必要となるが、別府では最後の「通り道」の部分が「断層」の割れ目となっている。

山の頂上に降った雨は染み込んで、活火山のマグマの熱に温められ、断層の隙間から温泉として湧き出てくる・・・そのような仕組みとなっている。

タモリ一行が断層崖のてっぺんへ。頂上から眺める景色に湯けむりがあちこち湧いていてとても綺麗だった。

断層は地震が発生する場所としても有名だが、こうして豊かな温泉が湧き出す場所として人々は長い間利用してきた。

「明礬エリア」「鉄輪エリア」「紫石エリア」「亀川エリア」は一本の断層の周辺にあることが解った。

観海寺エリアの地獄へ?

タモリ一行は、観海寺(かんかいじ)エリアへ移動。

先程居た「明礬エリア」「鉄輪エリア」「紫石エリア」「亀川エリア」には一本の断層が走っていたが、この観海寺エリアにも別の断層が走っている。

「八万地獄」という場所を訪問。

大正時代にはこの”地獄”も観光客でとても賑わっていたと言う。

現在も、98度以上のお湯が常時吹き出ており、こうしたボコボコ熱湯が吹き出ている景色が「地獄」を連想させることからこうした場所を「地獄」と呼ぶようになったという。

(※お湯の温度を計測したタモリと近江アナ、近江アナがデジタル温度計の表示「96.0度」を「960度」と読み間違えるおちゃめな場面もあった。)

坊主地獄や血の池地獄がある有名な地獄エリア(別府市野田)もその一つ。

さらに近くには「朝見川断層」という断層帯があり、切り立った立派な崖の高さは30m、1000年で1m以上動いたと考えられている。

別府周辺は両側2つの断層に挟まれ、沈み込んだ場所にある。

九州は今も南北に引っ張られていて伸びている(年間1cm)。別府は丁度その中間地点にあり南北両側から引っ張られるため、沈み込んで沈下するエリアになっていた。

堀田エリア「扇状地」を観察

堀田(ほりた)エリアへ移動。

こちらでも、断層面がむき出しになっている場所がある。

やはり断層の頂上に登るととても景色が良い。

ここでは別府周辺の「扇状地」の様子がよくわかる。扇状地とは、川や火山の土石流に運ばれた、土砂が扇状に堆積してできる地形のこと。

堆積した土砂は水を通しやすく、扇状地の地下には大量の水が染み込んでいるという。

普通の場所なら、湧き水が貯まるだけだが、ここではそれが活火山があるため全て温泉になる。

別府エリア「天満温泉」へ

さらにタモリ一行は別府エリアへ移動。

「天満温泉」という共同浴場を訪ねた。

ここは地元の方たちが入れる温泉場所。1回100円、1000円なら1ヶ月入り放題。常に95.5度のお湯が出ている。中に入ると昔ながらの共同浴場があった。

泉質を調査するためにphを調べる。

  • 鉄輪エリア ・・・ 弱酸性(pH3.5)
  • 観海寺エリア ・・・ アルカリ性(ph9)
  • 別府温泉 ・・・ アルカリ性(pH9)

山に向かって(別府湾を下にして)左側の別府エリアと観海寺エリアはアルカリ性。右側の鉄輪エリアでは弱酸性。海側にゆくほど薄まるわけでもなく意外にそれぞれのエリアでバラバラな数値になっている。

これは扇状地内部では立体的な温泉の流れがあり、それぞれの温泉の複雑な通り道がありこの様々な場所を通るおかげで泉質の種類も豊富なのだという。

「扇状地は優秀なブレンダーですね」とタモリがうまくまとめた。

塚原温泉へ「火口に有毒ガスが無い?」

別府温泉の左右両側を走る断層の丁度交わる地点が「塚原温泉」。

タモリ一行は最後にここを訪れた。

この場所では「火口見学」が出来る場所がある。

辺りは硫黄の匂いが立ち込める。

やって来たのは、活火山の「伽藍岳(がらんだけ)」。

念のため有毒ガス対策のガスマスクも用意し、更に火口に近づく。

火山ガスが来るので風向きに応じて避けるタモリだった。

ただしこの伽藍岳では、通常の有毒な火山ガスである「塩化水素」「亜硫酸ガス」はほとんど含まれていないと言う。

なぜこれらの有毒ガスが無いのか?

実はこの付近では、塩化水素、亜硫酸ガスは途中にある熱水を通るため、地上に湧き出るころには殆どが水と結びついて無毒化されているという。

そして、この有毒ガスが除去される場所は別府温泉全てのお湯の供給源となっている。

この伽藍岳の地下に眠る熱水こそが別府八湯すべての温泉源だった。

雨水が染み込んで再び温泉になって出てくるまで約50年かかる。

20歳の頃にこの地に降った雨が今温泉になっている事を知ったタモリは感慨深げだった。

由布院「塚原温泉」にて

撮影終了後は「由布院・塚原温泉」にて、タモリが好きだという強酸性のお湯に使った。強酸性の温泉では玉川温泉に継ぐ、日本第二位。

玉川温泉の強酸性湯に入った時はアソコの先がチリチリして痛かったと語るタモリ。

日本第二位の強酸性の湯・塚原温泉では「全然チリつかないね・・この程度じゃダメだね、近江ちゃんも入れば?チリつかないと思うよ!」と笑った。

ブラタモリ反響ツイート

[https://twitter.com/NHK_PR/status/827353639815614464:embed#まだまだ寒いですね*1あったか~いものを食べて、温泉にゆっくりつかって…くぅぅ~、冬の楽しみですねぇ♪あ、あしたの #ブラタモリ は別府温泉です(•ө•)♡〔3号〕https://t.co/dFQgmbuX8c]

https://twitter.com/OitaNews/status/827441498652303360

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