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反響要約「NHK ブラタモリ #50 富士の樹海・前編」▽赤色立体地図で青木ヶ原樹海を眺める【2016年10月15日(土)放送内容反響ツイート集】



ブラタモリ「#50 富士の樹海」

2016年10月15日(土曜日)よる7時30分からNHK総合にて放送された「ブラタモリ」第50回目は富士山の麓に広がる広大な樹海=富士樹海について。(前編)

青木ヶ原樹海を訪問し「方位磁石が狂う」原因などを検証。また、溶岩の流れが作る樹海の特殊な地形について「赤色立体地図」を見ながら成り立ちを探る。

ブラタモリ 10 富士の樹海 富士山麓 大阪 大坂城 知床

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ブラタモリ番組データ

【放送日時】 2016年10月15日(土曜日)よる7時30分(45分)
【放送局】 NHK総合(NHKG)
【番組副題】 #50 富士の樹海(前編)
【ナビゲーター】 タモリ 近江友里恵(アナウンサー)
【ナレーション】 草彅剛
【オープニングテーマ】 井上陽水『女神』

富士山の山梨県側よりロケスタート

富士山の山梨県側にいる、タモリと近江友里恵アナ。

レストランの展望台へ上がるが、あいにくの曇りで富士山は全く見えない。「晴れていれば富士山がこう見える…」というパノラマ写真をタモリに見せた。

ここで、タモカメが登場。旅のお題は「日本を支えた!?樹海の正体とは?」

「これから俺ら二人(近江友里恵アナと)で樹海に行くんだよ…心中と間違えられるよ」と笑うタモリだった。

樹海にはあまり明るいイメージは浮かばない。中に迷い込んだら抜けられなさそうなくらいとても広い。と近江友里恵アナ。

今回の案内人は 山梨県富士山科学研究所火山防災研究部の、吉本充宏さん。

「青木ヶ原樹海」とは?

青木ヶ原樹海(あおきがはらじゅかい)とは、大室山(おおむろやま)から本栖湖(もとすこ)周辺に渡る樹海の一部のエリア。

”青木ヶ原樹海”は、富士山の麓に広がる樹海全体の名称ではない。

今回は「樹海」に関する怖いイメージの正体がなんなのか解き明かして行きたいと、案内人の吉本充宏さん。

樹海の怪しい噂から正体を探る

生まれて初めて入った樹海。普通の森林地帯で暗いイメージはないとタモリ。

例えば、磁石が狂うという噂があるが本当かどうか怪しいと言う。

樹海の噂1「磁石が正確な位置をささない?」

実際に磁石が狂うのは本当なのか?試してみることになった。

試すと方位磁石を狂わせるのは、「磁鉄鉱(じてっこう)」という磁気を帯びた鉄を含む鉱物の真上に置いた時のみ。

石から離して立って方位磁石を使えば普通に正しい向きを指す。

樹海の噂2「方角がわからなくなる!?」

しかし、樹海に入ると自分がどこにいるのかわからなくなるのは本当のようだ。

樹海が方角をわからなくさせるのは、密集した同じような木々が全方向にあるため。

さらに、溶岩でできたボコボコの地形がどこまでも同じような景色を作り見通しを悪くさせている。

等高線の間隔が広くなだらかなため、どっちに傾斜しているのか全くわからない。(山頂に向かっているのか、麓に向かっているのかわからない。樹木が高いので目印になる富士山の山頂も見えない)

樹海の森の正体を探る

樹海の森は「針葉樹」が中心に生えているが、大室山の森の木は、広葉樹(ブナ、ミズナラなど)が広がっている。

これは、富士山から流れてきた溶岩が、大室山を避けて通ったから。溶岩の流れた跡には環境に強い針葉樹が生えてきている。

溶岩が流れた部分と流れなかった部分では、生えている木の種類が違っていた。

樹海を生んだ溶岩とは?

大室山を避けて進んだ溶岩同士が合流した場所に到着した一行。

激しくぶつかりあった溶岩流が一層大きな凸凹を作っている。

約1100年前の貞観の噴火(846年・貞観・じょうがん6年)に発生した富士山からの溶岩でこのようなぶつかり合いの地形が生まれたと吉本充宏さん。

貞観の噴火は、記録に残る噴火の中で最大量の溶岩を流している。平安時代の歴史書(日本三代実録)には、高さ60mの炎が上がり、15kmの長い溶岩が流れたとされる記録が残っていた。

青木ヶ原樹海は、貞観の噴火で出来たものだった。

富士山1合目へ移動

貞観の噴火の火口付近へ移動。富士山1合目だが、周りの景色が似すぎていて全く移動した感じがない。

富士山の噴火は山頂だけではなく、「宝永火口(1707年(宝永4))」は静岡県側の斜面にある。(小さい火口も含めると100以上ある)

最も溶岩を流した「貞観火口」へ向かう。

すると、一見してマニアとわかる風貌の、千葉達朗(航空測量会社「アジア航測」 技師長 火山学者)さんが居た。この付近の案内を担当する。

アジア航測|空間情報コンサルタント

千葉さんは、ブラタモリでよく使われる「赤色立体地図」を発明した本人だった。驚くタモリ。赤色立体地図は、飛行機から無数のレーザーを発射、反射してくる様子を地形に変換する。なんと1m間隔で地形のでこぼこが読み取れると言う。

樹海の複雑な地形を記録するために、千葉さんが開発した。

この地図は、溶岩の「シワ」の方向まで手に取るようにわかる。タモリも「溶岩の流れる方向などの様子がはっきりとわかりますね」と驚いた。

火口に接近する一行

より火口の近くに接近。

だんだん景色が黒ずんでくる。周りの石はほとんどが黒くなっていて、これらはマグマの飛沫が飛んだ「スパター」と呼ばれるものだった。

スパターは火口にしかない。スパターがあるということは「火口が近い」ということになる。

貞観噴火の火口の一つに到着したが意外に小さい事がわかった。宝永火口は、直径1km以上あるが貞観噴火の火口は小さい。

これは、火口列(小さな火口が直線状にならぶ)と呼ばれている噴火口。「割れ目噴火と呼ばれる」。貞観噴火の場合、総延長5.7kmの2本の割れ目噴火から30平方km(山手線の内側の面積)に溶岩が流れた。

この溶岩の上に長い年月をかけて森が出来たものを「青木ヶ原樹海」という。

防災を進歩させ日本を支える地図

千葉さんが発明した「赤色立体地図」は、日本各地の火山を捉え今後の防災の上で大切な地図となっている。

今や市街地でも防災地図の基本地図として利用されている。

ブラタモリ反響ツイート

https://twitter.com/IKeda_junior/status/787248524236759041

https://twitter.com/TRI_head/status/787249500452642816

次回のブラタモリは…

次回は、22日(土曜日)よる7時30分から。樹海を生んだ火口へタモリが迫る。#51樹海の神秘。

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