今日のあさイチは「性ホルモン」について…
2018年4月18日(水曜日)放送の『あさイチ』は、性ホルモンが脳に与える影響について。一見更年期症状とは関係ないと思われがちな物忘れ…。
「もしかして私、アルツハイマー病?」…と心配する方も多いそうです。そんな性ホルモンと脳の関係について、詳しいメカニズムや治療・対策術が紹介されました。
今日のあさイチ番組データ
【放送日時】 2018/04/18 08:15~09:55
【放送局】 NHK総合テレビ
【番組タイトル】 あさイチ「大反響!性ホルモン第3弾~物忘れ・反抗期 脳への影響編~
【司会】 博多大吉 博多華丸 近江友里恵(NHKアナウンサー)
【スタジオゲスト】 佐々木希(1988生まれ) 陣内孝則(1958生まれ)
【スタジオゲスト専門家】 小川真里子先生(女性更年期専門家・東京歯科大学) 辻村晃(男性更年期専門家・順天堂大学医学部)
【反響】放送時間内にファックス・メール 1,200通以上の反響
近江アナは女子高出身か!😆
— さしこ⊿さやとら(さしはらバナナ)⇒【4/29横浜】彩ちゃん握手会に行きます🙋 (@Sashikoyaka43ht) 2018年4月17日
そんな雰囲気ありますね😃(笑)#近江アナ #近江ちゃん#近江友里恵
希ちゃん、顔付きを見ると
徐々に妊娠が進んでるのかな😃#佐々木希#あさイチ 4/18(水)冒頭 pic.twitter.com/r6kbuPV07s
性ホルモンと脳の関係について
今日のあさイチ、特集は「性ホルモンと脳」の関係についての第3弾!
男性と女性は、性ホルモンによって、男性らしさや女性らしさの特徴があらわれます。
しかし、性ホルモンの役割はそれだけではなく「脳」へも影響しているといいます。
例えば…ある女性は、若年性アルツハイマー病かと間違うようなひどい物忘れがあり病院を受診したところ、更年期症状による物忘れでした。
そこで、薬で女性ホルモンを補充したところ物忘れだけで無く、更年期症状も一緒に無くなったそうです。
さらに、反抗期の男の子にも性ホルモンは関連しています。男の子が成長して男性ホルモンが活発になると、脳のある部分を刺激して、感情が抑えられなくなってしまう…とのこと。
スタジオゲストの佐々木希さんも時々「今、何をしていたんだっけ?」と思ったり、「人の名前が出てこなくなる…」と言った経験をよくするそうです。
性ホルモンの基礎知識ーー
女性ホルモンは男性ホルモンから作られています。女性ホルモンも男性ホルモンもどちらも男女共に持っていて、年齢によってその比率が違ってくるとのこと。
- 女性ホルモン(エストロゲン)… 女性は20代がピーク、50代で減少しする。男性は全年齢で常に一定レベル
- 男性ホルモン(テストステロン) … 男性は20代がピーク、その後ゆるやかに減少。女性は、20代で男性の「3分の1」の量でピークを迎えその後ゆるやかに減少。
1.性ホルモンが「物忘れ」を引き起こす!?
アロマテラピー講師の小澤智子さん(52歳)。
3年前、49歳の時に「ペンを取りに事務所の扉を開けて机に向かったら…何を取りに来たんだっけ?」や「昨日と同じ物を買ってくるので、家に同じ調味料がどんどん増える」と言うような物忘れが起きました…。
最初は週に1度経験するくらいだったのですが、やがて毎日物忘れをするようになってしまったと言います。
また、汗がドバッと出る(運動もしないのにいつの間にか首筋を汗が垂れてつたってくる「ホットフラッシュ」)と言った症状を始め「倦怠感」「不眠」「ほてり」「動機」「息切れ」「めまい」「頭痛」「肩こり」など重い更年期症状に襲われました。
そこでさっそく婦人科を受診。
血液検査で女性ホルモン(エストラジオール)の量を調べてみると10未満(100が正常)、間違いなく"更年期症状"と診断されました。
医師から処方された女性ホルモンの飲み薬と貼り薬によって小澤智子さんは1週間で症状が改善して、物忘れもなくなったとのことです。
更年期症状の基礎知識ーー
更年期症状は性ホルモンの低下によって、以下のような症状が出ることです。
- 物忘れ
- ホットフラッシュ(汗が流れる)
- 手のこわばり(更年期症状に多い)
- 太る(更年期症状に多い)
- 髪の毛が抜けやすくなる(女性に多い)
- 肩こり
- 吐き気
- 腰痛
- どうき
- 性交痛
- 尿漏れ
- めまい
- イライラ
- 不安
- 頭痛
- 不眠
- 冷え
- ほてり
- やる気低下
- メタボ(男性)
- 性欲低下(男性)
- 頻尿(男性)
- 朝立ち低下(男性)
更年期症状の物忘れについては良く知られた症状で、不安やホットフラッシュなどによって焦る気持ちが強くなり、そっちに気が散って覚えるべき事を忘れてしまうなどの二次的な症状となってあらわれるようです。
また、性ホルモンが脳の機能にも関わっていて、ホルモン低下によって脳の機能も低下するという説もあるそうです。
また、様々な更年期症状があってその中で物忘れが起こる場合は、更年期症状の物忘れと考えられますが、更年期症状がまったく無いのに物忘れだけがあるという場合は注意が必要です。
「物忘れ」と「認知症」どうやって見分ける?
- 物忘れの場合 … やることを忘れる。買った物を忘れる
- 認知症の場合 … コンロの火を付けたまま外出。忘れたことを忘れる
更年期の物忘れは、脳自体には問題はありません。
自分が「なんだかおかしい?物を忘れてしまっている」と気づける人は認知症の可能性は低いと、小川真里子先生(東京歯科大学)。
更年期症状の場合どこを受診する?
自分に更年期症状があるとわかった場合は、女性の場合は「婦人科」、男性の場合は「泌尿器科(ひにょうきか)」を受診しましょう。
また、更年期症状が無いのに物忘れだけが起きるときは、「神経内科」を受診します。
ホルモン薬に頼らず「自力で性ホルモンを作り出す」方法とは?
ホルモン剤を長期にわたって(数年から10数年)飲み続けると乳がんなどのリスクが上昇します。
そこで、薬に頼らず自力で性ホルモンを作り出すワザを紹介。
脳の海馬の神経細胞には記憶を蓄える「スパイン」という部分があります。
このスパインに性ホルモンが降りかかると、記憶力がアップ。
性ホルモンは、卵巣(女性)や精巣(男性)で作られて脳の海馬まで運ばれています。
更年期になると、卵巣、精巣の機能が低下してスパインに降りかかる性ホルモンが少なくなってしまい、記憶力が低下すると言われています。
帝京大学薬学部の、川戸佳(かわとすぐる)先生。
先生は、「(精巣・卵巣だけでなく)海馬自身でも性ホルモンが作られている」ことを世界で初めて発見しました。
卵巣や精巣で性ホルモンを作っている「チトクロムP450」。川戸先生はこの「チトクロムP450」が海馬にも存在する事を発見したのです。
川戸先生によれば、脳の老化スピードはとても遅いため、精巣/卵巣で性ホルモンが作られなくなっても、脳で作り出すことができるといいます。
では、海馬で性ホルモンを作るにはどうすればよいでしょうか??その方法とは…
- 読書 … 海馬が記憶しようとするきっかけとなる
- 議論 … ただ会話するよりは相手を説得させようと論理を構築することが海馬を刺激する(ただしストレスに成るくらいの議論はしないようにする)
- 運動 … 15分~20分くらいの軽い運動(散歩・ジョギング)で海馬が刺激される。過度な運動はストレスがあり性ホルモンを下げる(マラソン選手などはゴール後性ホルモンが減少することがわかっています)
2.子どもの思春期と性ホルモンの関係――
東京練馬区に住む、河野礼子さん(47歳)。
河野家には4人のお子さんがいます。
現在、高校1年生の次女と、小学6年生の長男が反抗期を迎え手を焼いているとのこと。
兄弟ゲンカでドアを蹴って壊したり、母親に反抗してテーブルをたたいたりするといいます。
文教大学教育学部の、成田奈緒子先生によれば、長男の行動は性ホルモンがたくさん出すぎて脳の扁桃体や海馬が不安定になる時期なので心配しなくていいといいます。
扁桃体は感情を司る場所なので、感情の爆発が起きてしまうのです。
息子さん本人も罪悪感もあって、どうしたらいいのかわからない状態…だそうです。
性ホルモンが大量に出てくる時期に教育方針にねじれが生じたり、不健康な生活を長期にわたって続けると「引きこもり」になってしまうことも。
どうすれば感情をコントロールできる?
感情を上手くコントロールするには、脳のセロトニンを増やすことが効果的。
脳の神経細胞の情報のやりとりをするセロトニンが増えれば、いらいらを制御できるとのこと。その方法とは?
セロトニンアップ術5箇条
- 朝日を浴びる
- 夜たっぷり寝る … 小学6年生の場合連続した夜間の9時間
- リズミカルな運動 … リズミカルに筋肉を動かすとセロトニンUP
- セロトニンUPの食生活 … セロトニンはタンパク質から出来ている・バナナがオススメ
- 接し方を見直す … 「まぁ思春期とはそういうものだ」と割り切り冷静になる。まともに言い返さない
- ガムを噛む … 朝日を浴びている時間、リズミカルにガムを噛むと咬筋(こうきん)がセロトニンを分泌する手助けになります
3ヶ月間、一家全員で団結して5箇条を実践すれば効果が出てくるといいます。もし就寝時間を早めることがどうしても出来ない場合には、朝日をできるだけしっかり浴びるようにして、昼寝をできるだけしないようにするとだんだん改善してくるとのことです。
食べ物で性ホルモンを増やす方法は?
女性ホルモンを単純に増やすことは出来ませんが、大豆イソフラボン(植物性エストロゲン)は、女性ホルモンをうまく調節する働きをもつそうです。(小川真里子先生)
男性ホルモンの場合は「亜鉛」を含んだ食材がよいそうです。
「牡蠣」「赤身のお肉」「長ネギ」「タマネギ」「ニンニク」などは男性ホルモンの分泌を上げるとのこと。ただし同じ物ばかり食べてはダメでバランスの良い食事をとり、運動なども合わせる必要があるとのことです。(辻村晃先生)
(※2018年4月18日「あさイチ 性ホルモンと脳」放送内容まとめ)
今日のあさイチ番組終了後の反響ツイートは?
親の根気と理解、と先生。
— ふうこ (@ESAL2qmCiybKrZZ) 2018年4月18日
反抗期のホルモンの影響を乗り切るのには必要と#あさイチ
なんていうか「根性入れて」「根性入れて」って連発されてもさ。セロトニン増やすためとはいえ、それこそホルモンの影響でどうにもならんことあるのに根性根性って。。 #あさイチ
— 笠宮城🌘👁️魘夢ちゃん推し💚💛 (@rzn_4) 2018年4月18日
あさイチ見てたら反抗期とかホルモンバランスとかの話してたけど、反抗期なかったの結構やばいことだと感じました笑笑
— べべ👶 (@bebe6125) 2018年4月18日
たぶん登場した四人お子さんのいるご家庭では早寝早起きのリズムを作るとか食生活整えるとかが根性(すごく意識する)ないとできなかったのでは。あとは、ホルモンとは違うけど少しは甘えたい気持ちも満たしてあげたらいいのかな?揺れ動く年頃ですし。 #あさイチ
— Gちゃん (@kuronekoyuchan) 2018年4月18日
https://twitter.com/meeja_jp/status/986413977423917056
あさイチの脳×性ホルモン特集が、学生時代の研究内容ドンピシャで懐かしかった😭いや、ドンピシャじゃなくて含まれてただわ💦
— にぶるす (@mon26sue) 2018年4月18日
おまけにお会いした事がある先生まで出てきて感激です‼️✨
就職には繋がらなかったけど、あの時の自分は生き生きしてたなと、全く違う感想を持って観ました😅
あさイチ流しながら会社出てたけど、ストレスでホルモンバランス総崩れで更年期みたいな症状出てた時期もありましたが、全然婦人科行ってないからな……
— 猫又うらはは中国語がわからない。 (@nekourasaan) 2018年4月18日
むしろ、地元婦人科じゃなくて産婦人科だからな。
昨日も私を激怒させる事例がありなんかもう疲れた、付き合ってらんねー、と思ってたところあさイチTL眺めてると「反抗的になるのは性ホルモンのせい、親は寛容に受け止めるべし」な流れらしく…前から思ってたけど子供を育てて行くってマジ修行、自分を成長させてく修行だ。
— しゅしゅ まい (@syusyumai) 2018年4月18日
頭痛治まったなら少し一安心😌
— ちっちー🧈(( ³ω³ )) (@chix2kox2) 2018年4月18日
同じくこちらも今日は大丈夫そうです!おいちゃんに褒められて嬉しい😆
あさイチのホルモン特集気になるぅ!
女性ホルモンのコントロールの仕方とかないんかしら(;'ω'∩)( ´ω` っ)3アッタラクロウセンヤロ
今朝の「あさイチ」性ホルモンと脳の関係、とても興味深い内容でした。更年期はもちろん、思春期の反抗期や引きこもりも性ホルモンが関わっている。
— ゆみぞー/スタイリスト兼レイサポ (@yumizo27) 2018年4月18日
今、勉強したいのは「筋肉・骨・ホルモン」さて、どの方面から始めるか?だね。
あさイチで母親を蹴ってる男の子のいわゆる反抗期的な様子を見たけど。じぶんの場合は兄弟喧嘩をじぶんの責任にされて怒り狂って座布団を血祭りに上げた、という伝説がある。あれもホルモンの仕業だったのかなぁ。
— たまちのらくだ (@vietnabby) 2018年4月18日