俳優の阿藤快さん(69歳)が、2015年11月15日(日曜日)亡くなりました。ご冥福をお祈りします。
私も現在「背中の痛み」を抱えており、阿藤快さんが亡くなる直前に「背中が痛い」と仰っていたそうなので気になって色々調べることにしました―。
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阿藤快「背中が痛い」と言っていた
この発言はテレビのニュースで見たのですが、阿藤快さんが生前仕事仲間の日出郎さんへインタビューで、「とにかく背中が痛い(激しい痛み?)」と阿藤快さんが言っていたと話していました。
その時の阿藤快さんは背中のコリだと考え、11月8日(日)にマッサージを受けて翌日は普通に仕事をしていたそうです。
阿藤快さんは病気を知っていた…
また、18年間連れ添ったマネージャーさんによれば…
阿藤さんを18年間支えてきたマネジャーだ。私生活は詮索しない主義で「深くは聞いてない」が、持病らしい持病はなかったという。「本人から『心臓の血管のとこが詰まってる』と聞いたのは何年も前。血圧を下げる薬や痛風の薬は飲んでましたが、何かするほどではなく、通院もしてませんでした」(http://news.livedoor.com/article/detail/10837686/)
とのこと。動脈瘤であることはご本人がうすうす感じていたようです。
また、舞台「MOTHER」を一緒に演じていた大林素子さんも通院していた事は知っていたようです。血圧を下げる薬などを処方して貰っていたのかもしれません。
ブログなどに背中の記述は無かった
それが、何年も前から背中の痛みがあったのか、死の直前になって突如として背中が痛くなったのか、ご本人のブログ等は(ライブロアブログ)2014年12月27日で更新は停止しているため知ることは出来ず、ブログを「背中」で検索しても背中が痛いというような書き込みはゼロでした。Twitterのほうも、食の話はたくさんありましたが背中の話はゼロでした。ちなみにTwitterも2014年3月27日で更新が止まっています。
ひょっとするとこのあたりから体調が優れなかったのかもしれません。
(公式Twitter)阿藤 快 (@kai_atou) | Twitter
日出郎さんの追悼ブログエントリーによれば…
日出郎さんが公開したブログには11月1日まで公演していたお芝居「MOTHER」の写真が掲載されています。
また、東京の公演中の10月7日頃(亡くなる1月前)からにすでに背中が痛いという症状があったようです。
銀河劇場に入った頃には、個室の楽屋に「おはようございまーす」とご挨拶に伺うと「背中が痛いんだよぉー」と仰るので(http://ameblo.jp/starhiderou/entry-12096231870.htmlより)
東京公演は銀河劇場で、10月7日から12日まで、その後大阪公演の11月1日が千秋楽でした。
(Air studio Official Websiteより)
死因は「大動脈破裂胸腔内出血」
大動脈破裂胸腔内出血とは、胸の大動脈が破裂して大出血を起こすものです。
胸の大きな動脈にこぶが出来て年間数ミリという大きさでだんだん大きくなって行きやがて破裂して死に至る病気です。
こぶが大きくなるまでは、症状がないそうでたまたま胸部のレントゲンを撮影したときなどに発見されるとのこと。
つまり、阿藤快さんも直前まで背中の痛みなどの症状が何年も無かったのではないでしょうか。(亡くなる1週間~1ヶ月前にマッサージや背中の痛みを訴えているので少なくとも1週間前~1ヶ月前には、周りに喋るくらい気になる背中の痛みはあったのだと思います)
破裂してから症状が一気に…
この病気は普段は無症状で、こぶが破裂して初めて症状が現れるそうです。
道路で突然倒れたりしてそのまま亡くなるケースもあるとか。
阿藤快さんの場合、直前(8日程度前)に背中の痛みという症状があったのでその時うっすら出血していたのでしょうか?
3.大動脈瘤の症状 | 大動脈瘤の治療 | 患者様・ご家族の方 | 日本ライフライン株式会社
このサイトに寄れば完全に破裂していない場合でも痛みは強烈だそうです。
原因は動脈硬化
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この病気の原因は動脈硬化だそうです。
日常生活の様々な要因によって徐々に血管にプラークというゴミが溜まり動脈にこぶが出来るのです。
動脈硬化を起こす原因は…
- 高血圧 … 血管の壁を傷つける
- 高脂血症 … 血中のコレステロールが高い人
- 喫煙
- 糖尿病
- (少ない)先天性マルファン症候群…大動脈壁が弱い人
- (少ない)外傷
- (少ない)動脈壁の炎症
があって、動脈の壁をこれらの原因で傷つけてしまいやがて破けてしまうという事でしょう。
阿藤快さんの場合、食レポなどのグルメ番組が多くいくつかの要因が重なったのかもしれません。
大動脈瘤の予防・注意点
なんといっても、こぶが破裂する前に病院に行く必要があります。
- お酒、たばこ、大食の人は年に1度はCTスキャンをして動脈にこぶが無いかチェック
- (動脈瘤が無い人も)お酒やたばこ、大食を控える
- (動脈瘤の診断を受けた人は)血圧に注意する。血圧が激しく上がる行為をしない(熱い風呂など)
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