パシフィックリム、期待が大きかっただけに残念
昨日、2013年12月11日にレンタルが始まった。映画『パシフィックリム』楽しみにしていたので、早速アップルのiTunes Storeでレンタルしてみたのですが、期待は裏切られちゃいました。
確かに映像はすごい。しかし途中に挟まれるストーリーがあまりにもハリウッドのテンプレで、ああ、ラストああなってこうなるんだなって容易にわかってしまいました。
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お金かかっていて安心して見られるのは良いのですが、映像もストーリーも自分の想像を上回って欲しかった…。
初めてこの映画の予告が出た時は、パシフィックリムはエヴァンゲリオンの庵野秀明がやりたかった映画だろうなと思ってました。
でもフタを開けるとこの内容。庵野秀明も「まだまだだな…よしよし」と内心思ったのではないかなと感じています。
この映画の良い部分は、芦田愛菜ちゃんの演技がとても可愛かったのと、イェーガーと怪獣の市街戦、それから熱いテーマソングでしょう。
個人的には、もっと市街戦が見たかった。見どころの最終決戦が真っ暗な海底だなんて。がっくし…
タイトルがパシフィックリムなので、海が主戦場になるのは予想された事です。
また、津波(海底の裂け目とは東北の震災での断層のことであり、怪獣の正体は津波の化身のような感じもする)との隠喩や日米軍事協定(津波=カイジュウが来たから俺たち米軍も一肌脱ぐぜ)的なメッセージ性もあって市街戦をメインにしなかったのでしょう。
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3DCGシーンの画面のごちゃごちゃ感が更に目立つパシフィックリム
それから、トランスフォーマーの時も感じたのですが、3DCGのシーンはとても見づらい。あれはなんだろう…。画面全体が細部にわたって書き込まれているので目に飛び込んでくる情報量がすごいんです。
――その結果、今何が起こっているのかごちゃごちゃしてわからない。画面全部にピントが合い過ぎている感じです。
例えばアニメでは、手を抜く部分と見せたい部分の書き込まれ方は自然と違ってくるので、視聴者に見せたい部分をメインに細部まで書き込まれています。
それが3DCGでは、不要な部分まで自動的にレンダリングされるので画面がごちゃごちゃしてしまうのかも…。
リアルな現実の風景は360度全方向ですから、人が集中して見ている中心部分とそれ以外のどうでも良い部分では、見え方が違うと思うので、その辺りの人間の生理的な視野の省き方を計算に入れるのも今後の3DCGには必要なのではないかと思いました。
もし次があるとすれば、次回作に期待大です!
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